秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

リラ(英語名ライラック)の咲く頃

2012-05-24 | 旅・ルーマニア
英語の Lilac ライラックを、フランス語では Lilas リラと呼ぶ。
知らんかった…。
フランスで「リラの咲く頃」とは、一番良い気候のことを指すそうだ。

ルーマニアのトランシルヴァニア地方、プレジュメール要塞教会で満開でした。



リラ(ライラック)のウンチク

和名:紫丁香花(むらさきはしどい)

学名 Syringa vulgaris
Syringa : ギリシャ語の「Syrinx(笛、パイプ)」が語源。
      枝から笛、パイプを作ったことから。
vulgaris : 普通の、通常の

開花時期は、4月中旬から5月初旬。
ヨーロッパ南東部バルカン半島やアフガニスタンが原産。
ライラックは英語名でイギリスでは5月祭の花になっている。
冷涼地を好み、日本では札幌市の花でもあり、ちょうど今ライラック祭り。
ハート型の葉っぱ、花は紫・白・赤など色さまざまで密生して咲く。
とてもよい香りで、香水の原料にもなる。
花びらはふつう4枚だが、まれに5枚のものがあり、それを見つけると幸せになれるという言い伝えがある。


世界遺産「プレジュメール要塞教会」について次回書きます。

「とちのき」は「栃の木」「橡の木」とも書く

2012-05-24 | 旅・ルーマニア
栃のみせんべいや栃のみ餅は知ってた。
しかし栃の花はお相撲さんしか知らなかった。

まるで巫女の持つ鈴のような円錐形。
花の集合が立ち上がり薄いピンク色の中に紅が混ざってたりもする。
それはそれは見事で、ルーマニアのあちこちで見かけました。

栃の花だと分かるまでずいぶん時間がかかりました。


奥に写った煙突にはコウノトリ。
2005年1月にモロッコ行った時にもコウノトリいました。
あちらで冬を過ごし春になったら地中海を渡って来るのだそうです。



ブラショフで泊まったホテル横に植わった栃の木




パリの街路樹で有名なマロニエというのはセイヨウトチノキでした。
「マロニエ」の花は「栃の木」そっくりで ほとんど見分けがつかないが
「マロニエ」の葉っぱはふちがギザギザらしい。


栃の木のウンチク

とちのきは「栃の木」「橡の木」とも書く
「と」は数字の十で、実が多い木の意味から。

学名 Aesculus turbinata(栃の木)
Aesculus hippocastanum(フランス語名マロニエ:marronnier)


Aesculus(アエスキュラス)は、ラテン語のaescare(食う)語源、実が家畜の飼料などになるところから
turbinata : 倒円錐形の
hippocastanum : トチノキの古名。"馬の栗"

白い花がロウソク状に盛り上がって咲く。
花からは蜜が、種子からはでんぷんがとれる。
特にトチ蜜(とちみつ)は最高品質のものとして知られている。
また、材は家具や楽器などに使われる。