栃のみせんべいや栃のみ餅は知ってた。
しかし栃の花はお相撲さんしか知らなかった。
まるで巫女の持つ鈴のような円錐形。
花の集合が立ち上がり薄いピンク色の中に紅が混ざってたりもする。
それはそれは見事で、ルーマニアのあちこちで見かけました。
栃の花だと分かるまでずいぶん時間がかかりました。
奥に写った煙突にはコウノトリ。
2005年1月にモロッコ行った時にもコウノトリいました。
あちらで冬を過ごし春になったら地中海を渡って来るのだそうです。
ブラショフで泊まったホテル横に植わった栃の木
パリの街路樹で有名なマロニエというのはセイヨウトチノキでした。
「マロニエ」の花は「栃の木」そっくりで ほとんど見分けがつかないが
「マロニエ」の葉っぱはふちがギザギザらしい。
栃の木のウンチク
とちのきは「栃の木」「橡の木」とも書く
「と」は数字の十で、実が多い木の意味から。
学名 Aesculus turbinata(栃の木)
Aesculus hippocastanum(フランス語名マロニエ:marronnier)
Aesculus(アエスキュラス)は、ラテン語のaescare(食う)語源、実が家畜の飼料などになるところから
turbinata : 倒円錐形の
hippocastanum : トチノキの古名。"馬の栗"
白い花がロウソク状に盛り上がって咲く。
花からは蜜が、種子からはでんぷんがとれる。
特にトチ蜜(とちみつ)は最高品質のものとして知られている。
また、材は家具や楽器などに使われる。