秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

オンコロコロセンダリマトウギソワカ@四国お遍路

2018-10-12 | 旅・中国&四国地方


四国お遍路第75番札所善通寺の御本尊薬師如来像です。
ネットでいただいてきました。
撮影禁止ですし、当時はお参りについていくのに必死でほとんど写真残ってない。
2003年4月に始めた四国お遍路は、2004年7月満願。
月に一度四国への旅は、日帰りバスツアーだったり、歩き遍路ツアー参加だったり、自分の車で行ったり臨機応変に。
要した全費用は35万円ほどだったかな。
供養でも懺悔でもなくスタンプラリーみたいな軽いノリで、参詣したお寺の名前すら覚えてるとこは少ない。


タイトルの御真言は、薬師如来さまに唱えるマントラです。
なんで覚えてるんだろうと過去の記憶遡ってみたときに、四国でいっぱい唱えたからに違いないと。

四国お遍路88カ所では、本堂でそのお寺の御本尊さまに挨拶し、続いて弘法大師を祀る大師堂でお札を納めます。
空海には、南無大師遍照金剛と三回、そして光明真言も。
オンアボキャア ベイシャロノウ マカボダラ マニハンドマ ジンバラ ハラバリタラウン

何度も何度も唱えたらそりゃ覚えますわね。

そして、薬師如来さまにには、
オンコロコロ センダリマトウギソワカ


どれぐらい唱えたか調べてみたら、88箇所で一番多く祀られてる御本尊さまが薬師如来さまだったのです。
ざっと数えてみたら24カ寺、4分の一を超えてる、そりゃぁ覚えが悪くとも記憶に残るはずやわ。
一番最後に一覧を記しておきます。


そうした薬師如来を祀るお寺の中で、記憶に残ってるのが善通寺、空海が生まれたとこです。
お遍路初期の頃は、ここが一番札所だったのが、江戸時代以降、徳島から四国に入るのが一般的になったのか、順番がかわったようです。



御朱印帖みたけど日付入ってないです。
最後は一泊2日で香川県まわって、88番最後が2004年7/16完了。
そこから判断して、5月頃だったのでしょう。
善通寺では、宿坊で泊めていただいたので、翌朝朝勤行に参列させてもらえ、戒壇めぐりもしました。


この画像も善通寺のサイトより
朝勤行はお大師さまをおまつりする御影堂で行われます。宿坊参籠者をはじめ、近隣の人たちが朝のすがすがしい空気の中で祈りをささげます。また、あわせて法主の御法話を拝聴できます。




この世とは、お釈迦様が生れた古代インドを中心とする現世、言い換えると、釈迦如来が衆生を救済する釈迦浄土。

東方は、太陽が昇る方角で、薬師如来がいる瑠璃光浄土(るりこうじょうど)。
西方は、太陽が沈む方角で、阿弥陀如来がいる西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)
北方は、ヒマラヤ山脈のはるか上にあり、弥勒菩薩が修行している兜率天(とそつてん)。
南方は、はるか海のかなたにある、観音菩薩が住んでいる補陀落山(ふだらくさん)


第127代管長高田好胤の「薬師寺・好胤説法」より
オんom は、(南無 お願いします)、
コロコロ(欣快:きんかいなる)
センダリ(チャーンダラ)、マトウギ(マータンギー)病気を取り除いてくれる女神の名称、
ソワカ(成就)、をとなえて、薬師如来様にご縁をもらう



四国八十八ヶ所のお遍路では各札所の本堂と大師堂でお経を奉納します。
各札所にある大師堂は弘法大師が祀られ、本堂にはそれぞれ御本尊が安置されています。
本堂の前ではそれぞれのご本尊に合わせて真言を唱えます。
でも覚えてないので、本堂正面の柱とか見えやすい場所に張り紙されてる真言を三度読み上げるのです。
http://henro88.net/040mamechishiki/gohonzon.html

大日如来
第4番・大日寺 第28番・大日寺 第42番・仏木寺 第60番・横峰寺 第61番・香園寺 第72番・曼荼羅寺

阿弥陀如来
第2番・極楽寺 第7番・十楽寺 第30番・善楽寺 第37番・岩本寺 第47番・八坂寺 第53番・円明寺 第57番・栄福寺 第64番・前神寺 第68番・神恵院 第78番・郷照寺

釈迦如来
第1番・霊山寺 第3番・金泉寺 第49番・浄土寺 第73番・出釈迦寺

涅槃釈迦如来
第9番・法輪寺

薬師如来 四国霊場で一番多い本尊
第6番・安楽寺 第11番・藤井寺 第15番・国分寺 第18番・恩山寺 第22番・平等寺 第26番・金剛頂寺 第33番・雪蹊寺 第34番・種間寺 第35番・清瀧寺 第37番・岩本寺 第39番・延光寺 第40番・観自在寺 第46番・浄瑠璃寺 第50番・繁多寺 第51番・石手寺 第59番・国分寺 第67番・大興寺 第74番・甲山寺 第75番・善通寺 第76番・金倉寺 第77番・道隆寺 第88番・大窪寺

厄除薬師如来
第23番・薬王寺

七仏薬師如来
第17番・井戸寺

大通智勝如来
第55番・南光坊

聖観世音菩薩
第37番・岩本寺 第69番・観音寺 第83番・一宮寺 第85番・八栗寺 第87番・長尾寺

千手観世音菩薩
第8番・熊谷寺 第10番・切幡寺 第16番・観音寺 第29番・国分寺 第43番・明石寺 第58番・仙遊寺 第66番・雲辺寺 第71番・弥谷寺 第81番・白峯寺 第82番・根香寺

三面千手観世音菩薩
第38番・金剛福寺

十一面観世音菩薩
第13番・大日寺 第27番・神峯寺 第32番・禅師峰寺 第41番・龍光寺 第44番・大宝寺 第48番・西林寺 第52番・太山寺 第62番・宝寿寺 第65番・三角寺 第79番・天皇寺 第84番・屋島寺 第86番・志度寺

十一面千手観世音菩薩
第80番・国分寺(讃岐)

馬頭観世音菩薩
第70番・本山寺

地蔵菩薩
第20番・鶴林寺 第37番・岩本寺 第56番・泰山寺

延命地蔵菩薩
第19番・立江寺 第25番・津照寺

勝軍地蔵菩薩
第5番・地蔵寺

虚空蔵菩薩
第12番・焼山寺 第21番・太龍寺 第24番・最御崎寺

弥勒菩薩
第14番・常楽寺

文殊菩薩
第31番・竹林寺

不動明王
第37番・岩本寺 第45番・岩屋寺 第54番・延命寺

波切不動明王
第36番・青龍寺

毘沙聞天
第63番・吉祥寺

* 第37番・岩本寺は、不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、助贈菩薩の5体を本尊として祀っています