A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

青木智幸(UP-TIGHT)/小さいテレーズ他@東高円寺 UFO CLUB 2011.3.1 (tue)

2011年03月03日 00時47分07秒 | 素晴らしき変態音楽
このブログの読者でもあるドラマー、野田真男氏企画のイベント「FLASHBACK」。出演は小さいテレーズ/murder murder(名古屋)/THE 天国畑JAPON/お賽銭泥棒/青木智幸+KANNON+野田真男の5組。名前を聞いたことがあるのは小さいテレーズだけ。青木智幸氏は"浜松のラリーズ"UP-TIGHTのリーダー。

冷たい雨の中UFO CLUBへ着くと、最初のバンド、THE 天国畑JAPONが終わるところだった。1曲しか観れなかったが、女性パーカッションを含むフォーキーなバンドだった。

雨の平日、無名の出演者ということで動員は寂しい。私が昔バンドでライヴハウスに出ていた頃もこの程度の動員だったな、とひとしきりノスタルジーに浸る。

次に小さいテレーズ。女性Dsと男性G&B二人のトリオ。ひとりは腰までの長髪に眉毛を剃った、まるでゆらゆら帝国の坂本慎太郎氏のようなルックス。雰囲気はいい。演奏も脱力したビートにぐしゃっとしたギターがHalf Japaneseを想わせるヘタウマ・サウンドで中々好みなのだが、いかんせんヴォーカルが弱すぎる。下手でもいいから存在感のあるヴォーカリストが加われば面白い存在になるだろう。

それに比べて名古屋から来たmurder murder(と書いて「まだまだ」と読む)はGとDsの二人組で、奇をてらったところの無いストレートなロック・サウンドなのだが、ユーモアを交えた詞を歌うしっかりしたヴォーカルで楽しめた。無料のCDRを配っていて、成り上がろうという向上心も伺えて好感が持てた。

青木氏と野田氏、KANNON氏(B)のトリオ。青木氏とこの二人は初のセッションだという。サングラスにSGを構えた青木氏は流石カリスマ性がある。激しくカッコいいアクションでシャープなギターを弾きまくる。やっぱりロックにカッコよさは欠かせない。音楽性は違うがギターウルフのセイジ氏を思い出した。演奏は即興で丁々発止のインタープレイを展開。ベースはもっと骨太でもいいと思ったが、野田氏のパワフルなドラムは青木氏のサイケなファズトーンに負けてはいない。共演の回数を重ねればいいユニットになるかもしれない。秋に再度共演の予定があるそうだ。

最後のお賽銭泥棒は見るからに若い5人組。ツイン・ギターの効果をもっと工夫すればよくなると思った。成長する為にはもっと場数を踏むことが必要だ。何故このバンドをトリに持ってきたのだろう。

たまにはライヴハウスへぶらっと入って未知のバンドに触れてみるのもいいものだ。

新しい
出会い求めて
ライヴハウスへ

セット・チェンジの時のSEがリディア・ランチやポップ・グループ等のニューウェイヴで感動。早速amazonでTeenage Jesus & The Jerks(リディア・ランチのバンド。フリクションのレックやコントーションズのジェームス・チャンスが参加)のアンソロジーCDを注文した。








コメント (4)
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