6日間に亘る「2011春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN」の4日目。梅津和時(Sax,Cl)山下洋輔(P)熊谷和徳(Tap)のトリオによる"Beat it out!"。
ピットインは満席。震災後のライヴでこれだけ盛況だったのは初めて。やはり老舗は違う。
タップダンスを生で観るのは久しぶりだったのだが、舐めてかかったらこれが凄い。素晴らしいリズム感とレスポンスのスピードに圧倒される。梅津さん&洋輔さんのデュオならばある程度予想も付くしどう聴けばよいか分かっている。しかしそこに熊谷氏のタップが加わることによって異化反応が起こり、真っ当なフリージャズがヴィジュアルも含めた非予定調和の即興空間に生まれ変わるのである。トリオ/デュオ/ソロと組み合わせを変えて行われるセッションに時間を忘れて没頭した。洋輔さんも梅津さんも還暦を過ぎているとは思えないパワフルな演奏。熊谷氏の若さ溢れるパフォーマンスが二人に火をつける。アンコールで演奏した洋輔さん作の5,7,5のリズムによる「俳句」がコミカルで面白かった。
梅津和時HP
梅津さんと熊谷氏はどちらも仙台の出身とのことで、話題は当然震災のことになる。梅津さんは震災以降曲が書けなくなっていたが、一曲だけ作った曲を「東北」と名付けて被災地に捧げた。今回のプチ大仕事では毎晩演奏しているそうだ。熊谷氏はタップのソロを途中で止めて義援金カンパを呼びかける。
大仕事
タップの力で
倍増だ
梅津さんは数年前までは灰野さんとの共演を定期的にやっていたが最近ご無沙汰なので、帰りがけに「また共演してください」とリクエストしておいた。「こないだ会ったんだけどね」と梅津さん。
ピットインは満席。震災後のライヴでこれだけ盛況だったのは初めて。やはり老舗は違う。
タップダンスを生で観るのは久しぶりだったのだが、舐めてかかったらこれが凄い。素晴らしいリズム感とレスポンスのスピードに圧倒される。梅津さん&洋輔さんのデュオならばある程度予想も付くしどう聴けばよいか分かっている。しかしそこに熊谷氏のタップが加わることによって異化反応が起こり、真っ当なフリージャズがヴィジュアルも含めた非予定調和の即興空間に生まれ変わるのである。トリオ/デュオ/ソロと組み合わせを変えて行われるセッションに時間を忘れて没頭した。洋輔さんも梅津さんも還暦を過ぎているとは思えないパワフルな演奏。熊谷氏の若さ溢れるパフォーマンスが二人に火をつける。アンコールで演奏した洋輔さん作の5,7,5のリズムによる「俳句」がコミカルで面白かった。
梅津和時HP
梅津さんと熊谷氏はどちらも仙台の出身とのことで、話題は当然震災のことになる。梅津さんは震災以降曲が書けなくなっていたが、一曲だけ作った曲を「東北」と名付けて被災地に捧げた。今回のプチ大仕事では毎晩演奏しているそうだ。熊谷氏はタップのソロを途中で止めて義援金カンパを呼びかける。
大仕事
タップの力で
倍増だ
梅津さんは数年前までは灰野さんとの共演を定期的にやっていたが最近ご無沙汰なので、帰りがけに「また共演してください」とリクエストしておいた。「こないだ会ったんだけどね」と梅津さん。