A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

広瀬淳二×井野信義×芳垣安洋@国立 No Trunks 2011.4.22(fri)

2011年04月24日 00時31分24秒 | 素晴らしき変態音楽
久々にハードコアなフリージャズを聴きたくなり、ベテラン・トリオのライヴを観に国立へ出かけた。No Trunksは初めてだが、スペースの余裕がありゆったり落ち着いて演奏が楽しめる。渋谷Bar Issheeと同様、投げ銭制でライヴ・チャージは好きに決められる。

広瀬淳二さんは1980年代藤川義明イースタシア・オーケストラ、富樫雅彦グループ、大友良英グラウンド・ゼロなどで活動してきたテナーサックス奏者。井野信義さんは元々は1960年代末カレッジ・フォークのブルーベル・シンガーズでデビューし、その後ジャズへ移行、高柳昌行New Deirection、日野元彦グループなどで活動してきた伝説的ベーシスト、芳垣安洋さんは1990年代から渋さ知らズ、エマージェンシー、ROVO、アルタード・ステイツなどで活動し、現在も様々なセッションで活躍する売れっ子ドラマー。これはフリージャズ・ファンには堪えられない組み合わせ。

会場へ入ると芳垣さんがドラムのセッティング中だった。子供用の可愛いドラム。会場的にフル・ドラム・セットは厳しいみたいだ。観客が続々やってきて20席くらいの座席が埋まる。私もだがひとりで観に来ている人が多い。

演奏は2部構成でそれぞれ40分弱。広瀬さんはタンギングによる微音から唸りをあげるブロウまで変幻自在の演奏。リズムセクションの二人の柔軟性に満ちたコール&レスポンスが素晴らしい。No Trunksの店長によると”東洋一のフリージャズ・トリオ”。この時代にはったりの即興ではない真摯なフリージャズを聴けて幸福な時間を過ごした。

フリージャズ
まだまだ死んでは
おりませぬ

No Trunksはかなり雰囲気が良くてすっかり気に入ってしまった。


コメント
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