A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ザ・シャロウズ/ザ・サイクロンズ他@新宿JAM 2011.4.17(sun)

2011年04月19日 00時26分35秒 | ロッケンロール万歳!
ザ・シャロウズ Presents「ゲルピン東京Vol.21 ザ・シャロウズ 1stアルバム発売記念ライブ」。出演はFADEAWAYS、ザ・サイクロンズ、ザ・シャロウズの3バンド。
バンドからのプレゼントの缶バッチを貰って会場へ入ると、お客さんが若い!しかも女の子が多い! バンドも20代前半だから客も若くて当然なのだが、キノコホテルだと30代以上のファンもちらほら居る。ザ・シャロウズのファンは皆20代以下と思われる。かなりのアウェイ感を覚えながらもステージ下手のPAの真横に場所をとる。

イベント・ライヴではあるが3バンドだけなので余裕がある。まずはFADEAWAYS。全員赤のボーダーで揃えた衣装でタイトなロッケンロールを聴かせる。ムスタングやモップスのカヴァーも披露。「GS」とは「グループ・サウンズ」ではなくて「ガレージ・サウンド」だ、と豪語するだけあり荒削りなガレージ・ロックが気持ちいい。



続いて京都で活動するザ・サイクロンズ。ザ・シャロウズのメンバーが”お兄さんバンド”と敬愛する、1999年結成のベテラン・バンドである。女の子のファンがステージ前へ押し寄せキャーキャー嬌声を上げる、アイドル的人気のあるバンド。サウンドは有無を言わせぬガレージ・ロッケンロール。ヴォーカルをとるベーシストが花粉症で調子が悪いのを詫びながらも激しいステージングを展開。ゴールデン・カップスのカヴァーで気づいたのだが、ヴォーカルの声質がデイヴ平尾の日本的な浪花節唱法を髣髴させる。



トリは勿論ザ・シャロウズ。彼らのサウンドの魅力はがむしゃらに突き進む激しいビートにある。アルバム「シャロウズの世界」の曲を中心に、セカンド・アルバム用の新曲やダイナマイツやビーヴァーズのカヴァーも演奏。イカしたヤング・サウンド・オブ・トーキョーである。ベーシストの髪型は変だが。最後は2度のアンコールに応えファンの少女達を絶叫させる。



3バンドとも1980年代のネオGSを想わせるスタイル/演奏だが、ネオGSがオリジナルGSの模倣に陥ったのに対して、この現代のGSバンドのパワーは単なるリバイバルや懐古趣味ではなく、現在進行形のロックの魅力を備えているところが頼もしい。キノコホテルが今やGSや昭和歌謡という枕詞なしで広く受け入れられているように、ザ・シャロウズをはじめとするガレージ・バンド達も多くの人に偏見なしに聴いてもらいたいと思う。

いつの世も
忘れはしない
ガレージ魂

キノコホテルの6月の実演会のチケットをロフトで買ったら整理番号5番だった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする