A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

シュルレアリスム展@六本木 国立新美術館 2011.4.6(wed)

2011年04月08日 00時43分41秒 | アート!アート!アート!
休日は混んでいるだろうと思い休暇を取って「シュルレアリスム展~パリ、ポンピドゥセンター所蔵による」を観に行ってきた。現在では"シュールな~"というように一般的に使われる言葉であるが、「シュルレアリスムは、偶然性、夢、幻想、神話、共同性などを鍵に、人間の無意識の世界の探求をおこない、日常的な現実を超えた新しい美と真実を発見し、生の変革を実現しようと試みるもので、瞬く間に世界中に広まりました。シュルレアリスムの影響は、たんに文学や絵画にとどまらず、広く文化全域に、そして広告や映画などの表現を通じて21世紀に生きる私たちの生活の細部にも及んでいます」(シュルレアリスム展HPより)というのが本来の意味だ。

平日で年配の方が多かったが学校が春休みなので学生らしき姿も目立った。予想通り空いていてゆったりと余裕を持って鑑賞できた。

20世紀初頭のダダイズムから派生し1924年アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」でフランスで産声を上げたこの潮流は瞬く間に世界中の先鋭的な芸術家たちを虜にした。今回の展示では1910年代のダダイズムから世界大戦を経て1960年代までの絵画・彫刻・オブジェ・映像が実に170点も展示されており、人間の創造力の渦巻く世界が圧巻である。その中でもブルトン、ダリ、マグリッド、デ・キリコ、エルンスト、マン・レイ、タンギーなどの作品は素晴らしいものがあった。しかし観ているうちに、これでもか、と存在を主張する奇奇怪怪な幻想の世界に溺れてしまい頭がクラクラしてきた。脳みそのマッサージには格好の美術展だった。

幻想が
襲ってくるよ
シュールだよ

音声ガイドを借りて解説付きで鑑賞するのがお勧めのようだ。
シュルレアリスム展HP

コメント (5)
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