A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

オシリペンペンズ/インキャパシタンツ@東高円寺UFO CLUB 2011.9.10(sat)

2011年09月12日 00時29分15秒 | 素晴らしき変態音楽

この日は一日エンターテイメントと決めていて、シュヴァンクマイエルの新作映画「サヴァイヴィング・ライフ」→「ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展」@原宿ラフォーレ→「オシリペンペンズ/インキャパシタンツ@UFO CLUB」の予定だったが、実家の用事で映画は断念。ラフォーレの展覧会とUFO CLUBのライヴに二本立てになった。

シュヴァンクマイエル展は夫妻のドローイング、オブジェから映画で使われた道具などが多数展示された充実の内容。「サヴァイヴィング・ライフ」の絵コンテもあり、やはり先に映画を見ておきたかったと後悔。場所柄若いカップルが多かったのが印象的だった。アート/映画好きな人は観る価値あり。今月19日まで開催。

高円寺へ移動、ショーボートに寄って離場有浮の前売チケットを買ったら整理番号6番だった。

UFO CLUBには30分前に着いたが誰も並んでいない。隣のコンビ二で時間をつぶし開場時間に入場したら1番目。先日のダモ鈴木さんの時とはえらい違いだ。しかし徐々に客が入ってきて開演前には8割の入り。

この日は【オシリペンペンズ presents 「超能力vol.2020年の挑戦」】というイベントでペンペンズとインキャパの2マンだ。
インキャパを観るのは久しぶり。非常階段では何度も観ていたが。かつての髪は7:3分け、シャツをズボンの中にたくし込んだサラリーマン、というイメージからはだいぶ離れ、ふたりともインキャパのTシャツのラフなスタイルになっている。音は相変わらず喧しいハーシュ・ノイズ。徐々に白熱し、シャウト&痙攣、仕舞いにはコサカイ氏がアンプを抱えて客席へ乱入。エフェクターの机を破壊するというパフォーマンスに。ステージが高ければダイヴしていたところだろう。ノイズとは何か、ということを体現した演奏だった。



セット・チェンジの間にステージからペンペンズのモタコ氏が出てきてゲロをまき散らし、コップに放尿して頭から被る。ペンペンズのライヴ開演前の儀式である。ライヴが始まるとモタコ氏はDJブースの上によじ上りそこで歌う。UFO CLUBでは毎度のことである。前回坊主頭だったがだいぶ髪が伸びている。両腕にセットリストがマジックで書いてある。ステージではギターの中林氏とドラムの迎氏が淡々と演奏。良く聴くと二人ともかなりのテクニシャンである。モタコ氏が「野次ウェルカムや」と観客を煽る。それに応えて観客から「ふざけんな」「はげー」などの野次が飛ぶ。「東京の野次は全然応えんわ」とモタコ氏。この応酬がペンペンズの楽しみ方なのである。地元関西ではどんな凄いことになるのか、観てみたいところである。1時間の演奏。



期待されたペンペンズとインキャパの共演はなかったが、満足のいく夜だった。

ペンペンズ
インキャパ迎えて
燃えたのか

インキャパもペンペンズもデビュー当時のスタイルが変わっていない希有なバンドである。
コメント (2)
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