サクソフォーン(サックス)といえばジャズやロックなどのライブで体の前に抱えた状態で演奏しているところが思い浮かびます。しかし、この「サブコントラバス・サクソフォーン」は大人でも1人では持ち上げるのも、支えながら演奏するのも不可能なほどの大きさの代物です。この巨体からテナー・サクソフォーンよりも2オクターブ低い、空気をブルブルと震わせるような重低音を出すことができます。
サブコントラバス・サクソフォーンを演奏している画像を見るとどうしても縮尺が間違っているように感じてしまいます。
非常に希少だと言われるコントラバス・サクソフォーンよりもさらに希少な存在で、かつては本当に存在するのかということ自体が疑問視されることもあったようです。
これはそんなサブコントラバス・サクソフォーンの貴重な演奏動画です。持ったままの演奏は不可能で、専用のスタンドの上に設置した上で演奏しなければなりません。
普通の音域の楽器と合わせて演奏しているところ。空気が激しく振動しています。
これはサブコントラバスほどは大きくない「コントラバス・サクソフォーン」。非常に巨大ではありますが、まだなんとか抱えて演奏することができます。
こちらはフルートの重低音版、「サブコントラバス・フルート」の演奏。どこをどう見ても聴いてもフルートの親戚とは思えません。
いつかメジャー楽器として日の目を見る日も来るのかもしれませんが、持ち運びだけは本当に苦労しそうです。
(Gigazine)
低音が
頭蓋骨を
震わせる
アート・アンサンブル・オブ・シカゴのロスコー・ミッチェルが様々なサックスを駆使して演奏したレコードがあったが、ここまでインパクトのある楽器はなかった。