ビートルズと言えば、1960年代~70年代にかけて一世を風靡したイギリスのロックバンドだ。その楽曲は今でもなお人々を魅了し続け、様々なアーティストがカバーやアレンジをしているまさに名曲である。
イギリス人のDJが全ての楽曲を使ったアレンジ曲を発表した。その気合いは賞賛ものだが、出来上がった曲がカオス状態だと話題となっている。
ビートルズの曲のミキシングに挑戦したのはイギリスのDJ Ramjacさんだ。アルバム14枚分の曲を全て聞いた上で、全ての楽曲を合成。226個のトラックを混ぜ合わせたとんでもない超大作「All Together Now – Everything the Beatles ever did」を完成させてしまった。まさにビートルズの楽曲どおり『All Together Now』状態だ。
聞いてみると、かろうじて『Revolution 9』、『Hey Jude』、『She’s So Heavy』は聞き分けられ、そこはかとなくビートルズ感は出てはいる。しかし中盤に差しかかるとどんどん曲が混ざってきて、まさにカオス状態。何とも形容しがたい異次元からの電波のような曲に仕上がっている。未来を先取りしすぎだ。
ネットユーザーからも「これは盛り込みすぎ」「自分の耳を疑った」「うわぁぁぁ!」などと反応している。確かにアイディアは素晴らしい。だが、聞き終わった後言いようのない疲労感に襲われたのは記者だけではなさそうである。
(Rocket News 24)
驚異のサウンドはこちらから→All Together Now – Everything the Beatles ever did
ジョン&ヨーコばかりじゃなくポールも当時前衛音楽にかぶれていたという。ジョンが今も生きていたら同じことをしたかもしれない。
混沌に
狂喜するのは
わたしだけ?
巷のノイズ・ミュージックを凌駕する音塊が想像力を刺激する。