パンク/ニューウェイヴの数字ソングといえば何といってもこの曲。トム・ロビンソンは自身が同性愛者である事を一般世間に声高に宣言した最初のアーティストといわれる。1977年の初来日公演の第一声が「ボクハオカマデス!」だったという伝説もある。「グラッド・トゥ・ビー・ゲイ」というゲイ賛美曲も有名で新宿二丁目界隈では「蛍の光」の代わりに毎晩流れたとか(嘘)。数字の掛け声に合わせてジャケ通り拳を振り上げたくなるこのデビュー曲はパワーポップの傑作。国内盤CDが廃盤なのが残念。トムは現在BBCラジオのパーソナリティとして活躍中。
それでは三十路の年齢・数字ソングに行ってみよう!
▼31=NMB48:AKB48の姉妹グループで大阪・難波を拠点に活動するNMB48のデビューアルバム「てっぺんとったんで!」収録曲。ジャケット写真は渋谷NHKホール前で撮影され紅白出演への決意をギラギラとみなぎらせていると話題になった。この曲も勿論紅白についての歌。
▼32=Karma To Burn:ウェスト・ヴァージニア州出身のストーナー・ ロック・バンドの2ndアルバム収録曲。これもズルである。というのは全編インストのこのアルバム収録曲はすべて数字の曲名なのだ。ヴォーカルがないことで逆にハードなリフのカッコ良さが際立つ作品。
▼33=La 33:コロンビアのボゴタのストリート名をとったサルサバンドLa-33(ラ・トレインタイ・トレス)のデビュー曲。聴けば分かる通り「ピンクパンサーのテーマ」のマンボ・ヴァージョン。ハードボイルド・メロディと南国リズムがチョイ悪風でカッコ良し。
▼34=デイヴ・マシューズ・バンド:南アフリカ生まれのシンガー/ギタリスト、デイヴ・マシューズ率いるジャム・バンド。様々なルーツ音楽を消化した独特のサウンドは特にライヴで威力を発揮する。アルバムが6作連続ビルボード初登場1位の大記録を持つ超人気バンド。
▼35=カーラ・ブルーニ:邦題「35才のバラード」。イタリア出身のスーパーモデル&歌手。フランス・グラミー賞受賞歴あり。ミック・ジャガー、エリック・クラプトン、ケヴィン・コスナー等セレブと浮き名を流したが、2008年ニコラ・サルコジ仏大統領夫人となり本物のセレブの仲間入りを果たす。
▼36=フランプール:2008年デビューの4人組。紅白3年連続出場、全国アリーナ・ツアーを成功させる人気バンドである。
▼37=こなかりゆ:幼少期をアメリカで過ごしたバイリンガル女性アーティスト。オシャレなシンガーソングライターとして活動すると共に上原さくら、深田恭子、小柳ゆきなどに楽曲提供。歌手デビュー前は通訳の仕事をしており一緒に仕事をしたことがあり本名も知っているが秘密。
▼38=シャーベッツ:社会にもの申すロケンローラー浅井健一=ベンジー率いるシャーベッツ2000年の3rdシングル。アルバム未収録。攻撃的な歌詞と棘棘しいギターでベンジー節炸裂。ネコ・タンバリン・車好き、不正大嫌い。
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▼39=クイーン:栄光の英国ロックの女王の出世作「オペラ座の夜」(1975)収録。ブライアン・メイ作曲。曲名は1stアルバムの最初の曲から順に数えると39曲目となるという単純な理由。いくら日本通だからといって「サンキュー」の洒落じゃない。
▼40=UB40:1980年デビューのUKレゲエ・バンド。イギリスの失業給付申請書40号様式に由来するバンド名の社会派。このプレスリーのカヴァー「好きにならずにいられない」が全米No.1に輝き世界的人気バンドに。現在も活動中。
不惑にて
誘惑されて
困惑す
働き盛りの壮年期にはどんな曲が似合うのだろうか?