A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

歩いていこう青春ストリート!!!~ジュン・スカイ・ウォーカーズとビートパンク特集

2013年02月24日 00時21分22秒 | ロッケンロール万歳!


洋楽中心のFMラジオから突然流れてきた明快なメロディー。青臭過ぎる迷いのない真っすぐな青春讃歌に赤面してしまった。JUN SKY WALKER(S)の新曲だった。1980年代後半~90年代一世を風靡したビートパンク・ブームの中心バンドである。再結成したことは知ってはいたがまさか40代後半になってもこんなに無垢で純粋な歌を唄っているとは!♪掴めないから虹は美しいんだ~♪という台詞をアラフィフで口に出来ることはある意味貴重。神聖かまってちゃんに「おっさんの夢」という曲がありの子がキーの外れた声で♪あの時の僕を探しに/きっと見つかると思うんだ/だって叶えてない夢があるから♪とおっさんの心情を切々と歌っている。ジュンスカ宮田和弥の歌はの子に対するオヤジ世代からのレスポンスである。ジュンスカのJUNは純情の純。

JUN SKY WALKER(S)「One-Way」Official Music Video


ビートロックの代表格が昨年デビュー30周年を迎えたBOØWY。ビートを強調したタテノリサウンドだが歌い方とファッションセンスが洗練され過ぎていて青臭さがなく物足りない。時代を先取りしていたことは間違いないが個人的には"若さ故の過ち"バンドの方が好ましい。

BOØWY MARIONETTE


そういう意味ではKENZI&THE TRIPSは若さ炸裂の迷いのない青さが眩しい。ですます調で♪生きる厳しさ力に変えて向かっていくだけさ!ロックンローッ!♪なんて唄われた日にゃ諸手上げてタテノリジャンプするしかない。



来年結成30周年を迎えるニューロティカのピエロメイクのヴォーカル、イノウエアツシはお笑いとパンクを融合させたロンドンブーツ1号2号の先輩的存在だが、曲はストレートな青春応援歌が多い。この映像は2008年のアラフィフ青春ソングでMCで笑いを取る芸風+がんばれ連発に絶妙な説得力がある。



若いといえば大人になりたくないピーターパン症候群。それを軽快なスカパンクで歌い切るBAKUは夢を食べる動物=獏をバンド名にしただけあり「夢の国」「流れ星」「涙」「大空を飛ぼう」「僕の声が聞こえるかい」といった青い単語満載で聴いてるだけで照れちゃう若気の至り度満点。解散後ヴォーカルの谷口宗一はソロで活動するが現在は写真家として知られる。



バンドブームど真ん中のバンドがカステラ。アッパーな歌とビートで人気を集めたライヴバンド。ヴォーカル大木の兄はTheピーズのベース&ヴォーカルの"はる"。兄弟でブリーチすることは歌にもなった。カステラは1993年に解散するがTheピーズは2002年に活動再開し実力派として活動中。

ビデオ買ってよ カステラ (1989)


筋肉少女帯、レピッシュと共に「ポコチンロック」を名乗って活動したのがアンジー。この名称は世間の勝手なジャンル分けに対するアンチテーゼだったらしいが逆に"P-ROCK"というジャンルになってしまったというのは皮肉な話。中森明菜やテレ東をネタにしたMCはお笑いに通じる。



P-ROCK一派のレピッシュはホーン入りのスカビートでユニークな音楽性だが時代的にビートパンクの括りに入れられた。アッパーなタテノリはバブルの香りたっぷり。2007年に活動再開し昨年結成25周年を迎えた。



ビートパンクよりも前のインディーズ・ブームを象徴するラフィン・ノーズもパンクな青春応援ソングが多い。"PUNK"に拘った姿勢は結成30周年を過ぎた現在でも揺るぎない。アラフィフパンクスの生き様はTVドキュメンタリーや写真集にもなった。



PUNKへの拘りは昨年40歳を迎えた石坂マサヨ率いるガールズパンクの雄(雌?)ロリータ18号も負けない。自分より20歳若いメンバーと一緒に「YES!PUNKと共に生きる!」と宣戦布告するマサヨはオバさんパンクスの希望の星。



青春パンクの原点といえばクロマニヨンズで最高のロケンローを歌い続けるヒロト&マーシーのブルーハーツ。「ガンバレ!」と叫ぶ応援ソングは当時「やさしさロック」と呼ばれたがそれで終わらなかったのはロケンローに対する熱い愛情故。



青春は
いくつになっても
クサいもの

年齢ソング特集が実年齢に近づいてきて他人事じゃなくなったが、まだまだ夢があるんだってのマジで。ざけんな死ね。

おっさんの夢 PV 神聖かまってちゃん
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