A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

走るということ~今日は東京マラソン

2008年02月17日 00時28分13秒 | 健康について
今日昨年に続き第2回目の東京マラソンが開催される。最近のランニング・ブームで、今年は3万人参加の所へ15万人の応募があったという。当選確率は5倍である。その辺の大学入試よりもずっと高い倍率だ。
私は2000年シドニー五輪の高橋尚子選手に刺激されてランニングを始めた。近くに緑多い自転車道や大きな公園があって環境には恵まれている。最初の一年くらいは週に5日くらい走っていた。走っていると頭の中が真っ白になり身も心もリフレッシュ出来るのだ。しかし冬に無理をしたせいで肺炎に罹ってしまい暫く断念。その後は思い立ったら3ヶ月くらい走ってまた挫折、というのを繰り返してきた。でもランニングのおかげで楽に禁煙が出来たし、渋谷から約40分歩いて出勤するのも全く苦ではない。しかし走っていたにも関わらず昨年末人間ドックで中性脂肪が殆ど下がっていなかったのでがっかりしてしまった。
今年は年始こそ7日間連続で毎日走ったがその後またサボっている。走ろうという意欲が湧いてこないのだ。
走るということは他人とではなく自分との闘いであり会話である。真っ白な頭の中に木霊する足音。タッタッととう音に合わせて自分だけのメロディーを奏でる。最近流行の音楽を聴きながら走るのは邪道だと思う。
今日東京の街を走るランナーたちが羨ましい。私も刺激を受けてまた走りたくなるかもしれない。そしていつか東京マラソンに参加したいものだ。
東京マラソン2008 HP

走るにも
思想がなけりゃ
意味が無い

ウォーキングでまずはメタボ体質を改善した。走るのは暖かくなってからにしよう。


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灰野敬二+チコヒゲ@新大久保Earthdom 2008.2.15(fri)

2008年02月16日 01時15分05秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さんがフリクションのオリジナル・ドラマー、チコヒゲと共演する!おそらく初共演だ。これは行かない手は無い。"OTHER MUSIC #30"というイベント。対バンはKIRIHITO(ギターとデジタルドラムパッドの二人組)、Susperia(from大阪:vo,g,b,ds,kbdの5人組。初期ボアダムスやあぶらだこのような変拍子ハードコアはなかなか良かった)、YounGSounds(vo,g,b,ds,synth,samplerの6人組)の3組。会場はかなりお客が入っていた。
チコヒゲを生で観るのはフリクション以来だから約30年ぶり。頭髪は寂しくなったが黒いシャツに黄色のネクタイでダンディに決めたちょい悪オヤジだ。貫禄があってカッコいい。今年で59歳だが、Chico-Hige & The Unitというバンドで活動している現役だ。ドラミングは重量感がある8ビートからフリー系ジャズ・ビートまで操り素晴らしい。灰野さんの轟音ギターとがっぷり四つに組んで譲らない。ヴォーカルを取ったりドラムマシーンを弄ったりもする。
灰野さんは珍しくエフェクター6つだけのシンプルなセッティング。パワープレイで押すつもりなのだろう。ロックンロール・クラシック「Jenny, Jenny」を歌った。勿論哀秘謡で。ところがこの日灰野さんはトラブル続出。始まって早々に1弦が切れてしまい、後半には右足が攣ってステージに倒れ込んでしまった。かなり酷いらしく立ち上がれずそのまま座ってヴォーカル・パフォーマンスに移る。足の痛みも手伝って鬼気迫るパフォーマンスだった。そのままギターを手にすること無く終了。40分強のステージだった。灰野さんのトラブルに動じず自分のプレイを貫いたチコヒゲは流石百戦錬磨のプレイヤーである。今度共演の機会があったらもっと長く観たいものである。何かが生まれようとしていた。
チコヒゲ HP

このふたり
鬼と鬼の
せめぎ合い

灰野さんも年が年だからこむら返りが長引かなければ良いのだが。


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映画「モンテーニュ通りのカフェ」

2008年02月14日 23時44分29秒 | 映画やDVDのこと
昨日ポリスのライヴに行く前に渋谷で「モンテーニュ通りのカフェ」という映画の試写会を観てきた。GW公開予定のフランス映画だ。
田舎からセレブを夢見てパリへ出てきた女性ジェシカが雇われたモンテーニュ通りの由緒あるカフェを舞台に、厳格な演奏家生活に疲れたピアニスト、一生涯集めた美術品のオークションを予定している老人とその息子、TV女優と呼ばれることに不満を持ち映画界への進出を夢見る女優、の3組が其々の新しい生活へ旅立つ、という人情劇。フランスらしい小洒落た会話が印象的な作品だ。
何といってもジェシカ役のベルギー生まれの女優セシール・ド・フランスがボーイッシュ&コケティッシュな魅力を振り撒いていて可愛い。セシールはジャッキー・チェンの「80デイズ」にも出演していた実力派女優。
フランス映画はいつもどこかユーモラスなエロっぽさ(ユモエロ?)を持っていて個人的に好きだ。
「モンテーニュ通りのカフェ」はストーリー的には古き良き時代の映画のような単純なストーリーのハッピーエンディングものだが、ピアニストが出てくるせいか、観ていて何となく韓流ドラマ「春のワルツ」の香りも漂ってきた。お洒落で品のいい小品なのでちょっとした笑いと涙を求める人にはお勧めの映画だ。
モンテーニュ通りのカフェ 紹介

フランスの
色香に酔わされ
夢の中

フランス語と韓国語の響きが似ているように感じるのは私だけだろうか。


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The Police @ 東京ドーム 2008.2.13(wed)

2008年02月14日 00時00分00秒 | こんな音楽も聴くんです
結成30周年記念のポリスの再結成ツアー。チケット代が13000円、ふたりで26000円。灰野さんのライヴなら10回いける勘定だ。外タレのコンサートは邦楽に比べて高過ぎるよ。20年前にミック・ジャガーのチケットが1万円!と話題になったものだが、もう1万円超えは当たり前になってしまった。それに物販のグッズも高い。パンフレットが2500円、Tシャツが4000円~だぜ。
私はポリスの熱心なリスナーじゃない。LPは一枚も持っていないし、CDもベスト盤だけだ。それでも今回のツアーに行こうと思ったのは80年代を代表するロックバンドの"今"の姿を確認したかったからに他ならない。当時ラジオやテレビ、特に「ベストヒットUSA」でポリスの曲は掛かりまくっていた。私も今日のコンサートの曲の8割は聴き覚えがあったほどである。ホントに影響力のあったバンドなのだ。
前座のFiction Planeはスティングの息子がvo,bの3人組で声や歌い方が父親そっくり。血は争えないものだと感じた。もう少し良い曲が出来れば良いバンドに成れるだろう。演奏力は悪くなかった。
さてポリス。スティング(56歳)は黒のタンクトップに塗装がぼろぼろのフェンダー・プレジション・ベース。アンディ・サマーズ(67歳)は肋骨みたいな模様の趣味の悪い黒シャツに赤のストラトキャスター。時々サンバーストのテレキャスターに持ち替える。スチュワート・コープランド(55歳)は「ゴースト・イン・ザ・マシーン」のTシャツ。トリオのみの演奏だ。ポリスの正確な解散の年は分からないが、1986年アムネスティーのライヴに出演したのが最後と言われている。その後も折に触れて3人で演奏したことはあったが、本格的に再結成ツアーを始めたのが去年だから21年ぶりといっていい。今日のライヴはその年月を感じさせない強力なロックトライアングルの凄さを観せてくれた。確かにスティングの声は昔ほどのハリはないがアレンジでそれを補っていた。演奏は鉄壁である。
観客は2階席まで満員。やはりオヤジバンドらしく3~50代の男性の姿が目立つ。
The Police HP English

三人で
またやりましょうと
意気投合

それにしても東京ドームの音響は相変わらず悪い。最後にドームでライヴを観たのはいつだっただろう。記憶が定かでない。

●Set List
1. Message In A Bottle
2. Synchronicity II
3. Walking On The Moon
4. Voices Inside My Head~When The World Is Running Down, You Make The Best Of What's Still Around
5. Don't Stand So Close To Me
6. Driven To Tears
7. Hole In My Life
8. Every Little Thing She Does Is Magic
9. Wrapped Around Your Finger
10. De Do Do Do De Da Da Da
11. Invisible Sun
12. Walking In Your Footsteps
13. Can't Stand Losing You
14. Roxanne
--Encore---
15. King Of pain
16. So Lonely
17. Every Breath You Take
18. Next To You





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東京ディズニーシー・春キャン!バンド

2008年02月12日 23時32分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
最近テレビでよく観る東京ディズニーシーの春のキャンパスデーパスポートのCM。そこで流れる「仰げば尊し」のロックンロール・ヴァージョンに胸キュン(死語)した人も多いに違いない。CM上は出演している女子高生バンドの演奏となっている。それがホントかどうかは別として、ガレージロックな演奏とホントの女子高生らしく若さ弾けるヴォーカルは印象的。キャンペーンのHPにはバンドのプロモーションビデオも載っていて面白い。仮想バンドでもここまで徹底すれば現実になる。ひと時ワクワクした甘い夢を見よう。
春キャン HP

ディズニーシー
仰げば尊し
ロッケンロー

Scandalも最近まで制服姿で演奏していたという。カラー・タイツもいいが制服は現役女子高生ならではの萌えである。
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追悼 小沢靖様

2008年02月11日 23時13分18秒 | 灰野敬二さんのこと
2月7日(木)に肺がん・肺気腫のため元不失者のベーシストでマージナル・コンソートのメンバーの小沢靖さんが亡くなっていたことを知った。2004年頃腰痛だか腱鞘炎だかでベースが弾けなくなり不失者を脱退、以後音楽活動はマージナル・コンソートに専念。年に一度くらいの活動だったが、今井和雄さんを中心に4人のミュージシャンが様々な電子楽器や民俗楽器を緩やかに奏でるという、タージマハル旅行団の流れを汲むグループだった。私はマージナル・コンソートを観たことが無い。観なかったことを本当に後悔している。
小沢さんは1975年美学校の小杉武久音楽教場に参加。翌年美学校生で結成されたイースト・バイオニック・シンフォニアでアルバムを発表している。灰野さんと知り合ったのは吉祥寺マイナーにて。80年代から不失者でベーシストとして活動する。それ以外にも専門学校講師、テクニカル・ライター、PAオペレーターとして活躍。不失者脱退後も時々灰野さんのライヴに音響スタッフとして参加し、一時期に比べ随分痩せたなあと思っていたがまさか亡くなるとは。。。。お幾つだったのだろう。
私が不失者を見始めた当初、終演後ライヴハウスの外でタバコを吸っていた小沢さんに話しかけ優しく対応していただいたのを覚えている。不失者のライヴが3時間以上の長時間になる理由を尋ねると「灰野さんも色々溜まっているものを吐き出したいんだよ」と語っていたのが印象的だった。
心からご冥福をお祈りします。
JOJO広重さんブログ

人は逝く
あとに余韻を
残したままで

昨日ハン・ベニンクの元気な姿を観た後だけに心に重くのしかかる。灰野さんの演奏には小沢さんへの追悼の気持ちがあったのだろうか。映像は不失者。


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ハン・ベニンク&灰野敬二 etc.@六本木 Super Deluxe 2008.2.10(sun)

2008年02月11日 01時44分03秒 | 灰野敬二さんのこと
デレク・ベイリー、ペーター・ブロッツマン等と共にヨーロッパ・フリー・ミュージック・シーンを牽引してきたドラマー、ハン・ベニンクが単身来日、六本木のSuper Deluxeで3日間に亘って形を変えてセッションを行なった。今日はその最終日。灰野敬二(vo,perc)、山本精一(b,g)、坪口昌恭(pf,effect)との共演である。
ハン・ベニンクは1942年オランダ生まれ。エリック・ドルフィーの名盤「ラスト・デイト」に参加したことで有名だ。1967年に同郷のピアニスト、ミシャ・メンゲルベルク(彼も「ラスト・デイト」に参加)、サックスのウィレム・ブロイカーらと即興音楽の団体Instant Composers Pool(ICP)を創設する。
私は25年ほど前ICPオーケストラの来日公演を観た。精悍な大男のベニンクのパワフルなドラミングにショックを受けた覚えがある。その後も近藤等則さんが招聘し法政大学学生会館でも観たような気がする。
さて25年たったベニンクは65歳。赤ら顔のいいオヤジさんになっていたがドラムは相変わらずパワフルで精気に満ちている。そして幾多の修羅場を乗り越えてきたが故の包容力。ユーモアを交えて鋭い即興をいとも簡単に繰り出す。ドラムセットは1xタムタム、2xシンバルのシンプルなセット。しかし叩き出すビートの表情は無限大だ。
最初に10分くらいのソロ、そして山本、坪口を迎えてのセッション30分。山本氏のブンブンいうベース、東京ザヴィヌルバッハの坪口氏の饒舌なピアノに、久々にフリー・インプロヴィゼーションを観た気がした。
第2部は灰野さんのパーカッションとのデュオ。タンバリン、シンバル、銅鑼、鉄琴など様々な鳴り物を激しいアクションで演奏する灰野さんとそれを包み込むようなスケールの大きなベニンクのドラム。適度な緊張感がスリリングだ。40分の共演。
最後は全員揃ってセッション。灰野さんはギターに持ち替え激しいプレイを聴かせる。もっと演りたそうだったが、ベニンクがスティックを投げ"Thank you!"と叫んで終了。
帰り際に握手してもらったベニンクの手は大きくて温かかった。
Han Bennink HP (English)

ベニンクは
音楽闘士
いつまでも

壁や床をスティックで叩く技は25年前もやっていた。私もよく真似したものだ。


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注目!現役女子高生ロックバンドScandal

2008年02月09日 23時48分57秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
3月にデビューする大阪のティーンエイジ・ガールズ・バンド、Scandal。現役女子高生によるフレッシュなバンドだ。彼女たちのことを知ったのも1月にマスドレを知ったフリーペーパーにて。3月のデビューに向けてHP、MySpace、メディア露出が充実してきた。
元々大阪のヴォーカル&ダンス・スクールでバンドのオーディションがあり、そこで2006年に結成されたのがScandal。メンバーの誰も楽器が出来なかったというが結成の1週間後にはステージ・デビューしたらしい。その後大阪城公園にあるストリートバンドのメッカ通称"城天”(シロテン)でライヴの腕を磨き、この3月からタワーレコード限定で3ヶ月連続CD+DVDを500円でリリースするというセンセーショナルなデビューを飾る。メンバーは春菜(g & vo)、ともみ(b & cho)、まみ(g & vo)、里菜(ds & cho)の4人。
デモを聴く限りでは中ノ森バンドや古くはプリプリ、Show-Ya(祝復活)を思わせるメインストリームのポップロック。若さ溢れるパワフルなヴォーカルが魅力だ。早速渋谷のタワーレコードに予約した。リリースが楽しみだ。
Scandal HP

女子高生
パワーに溢れて
プレイする

3月に大規模なアニメ・フェスSakura Conを始めとする全米ツアーも決まっている。世界的ブレイクに期待大。


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マスドレ@下北沢Shelter 2008.2.8(fri)

2008年02月08日 23時56分48秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
Mass Of The Fermenting Dregsのレコ発ライヴ「cotton and knife」。チケットは完全Sold Out。CDデビューしてから人気がうなぎ上りだ。観客の殆どは20代と思われる若さ。女子の姿も多く見られる。
ライヴのBGMがSonic Youthなのがいい感じ。オープニングアクトはQomolangma Tomatoというやはり覚えにくい名前の男子4人組。マスドレとも共通するオルタナ感、リズムチェンジの多い曲展開、威嚇するようなヴォーカル。客席はすでにヒートアップしている。
そしてマスドレ登場。左からドラムス、ベース、ギターの並びで、ドラムスとギターが向かい合うというユニークなセッティング。CDレコーディング終了後にオリジナルドラマーの後藤玲子が脱退してしまったために、今日は男性のドラマーがヘルプで参加している。1曲目はCDのリードトラック「I F A Surfer」。前のバンドとは音の纏まり方が違う。三つの楽器が塊になって襲いかかるが、それぞれの音はクリアだ。轟音といっても歪み捲った大音量ではなくあくまで澄んだトーンで鳴っているので聴き易い。うねるベースの宮本菜津子のヴォーカルも絶叫ではなくしっかりしたメロディーを歌っている。石本知恵美のギターはシャープな音色で切り込む。女性バンドでここまでヘヴィーな音を出すバンドは他に知らないが、ヘヴィーだけどノイジーじゃない。CD全曲に未CD化の曲も含め全9曲45分のステージはとても完成度が高かった。早く正式なドラマーが決まればいいな。できれば女性で。
私は調子に乗って前列で若者に交じって飛び跳ねたので足がガクガクになってしまった。
それにしてもマスドレ、9mm Parabellum Bullet、Qomolangma Tomatoのようなややこしい名前のオルタナバンド達を何と呼べば良いのだろう。今までの概念でのオルタナとは違う新世代のジャンルに思える。
マスドレ MySpace

若者よ
新たな地平を
切り拓け

Shelterの入り口の出演バンドの告知の黒板にはしっかりとMass Of The Fermenting "Dress"と書いてあった。ライヴハウスの人間が間違えるとは!しっかりしてほしい。


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お洒落な街で善光寺参り

2008年02月07日 23時28分15秒 | お気に入りの場所
渋谷から青山通りを歩いて通勤しているのだが、表参道の交差点近くに善光寺というお寺がある。そう、"牛に引かれて善光寺参り"の長野の南命山 善光寺の別院である。この寺は青山通りからちょっと逸れた10mほどのキャットウォークの端にあり、気づかずに通り過ぎている人も多いに違いない。小さいながらも仁王門があり、木彫りの風神・雷神が屹立している。門をくぐると、都会の雑踏の真ん中にあるにもかかわらず境内はとても広い。
そもそも長野の善光寺(信州善光寺)は無宗派の寺院で7世紀に創建され、鎌倉時代に善光寺信仰が広まり全国各地に別院が創建された。その数400を超すと言われる。現在はそれらの全国の善光寺をまとめる「善光寺サミット」が2年おきに開催されているという。太古の歴史を持ちつつ現代的な感覚も備えたユニークなお寺なのである。
お洒落なブティックが並ぶ通りを一歩入るとこんな静寂に満ちた霊験所があることに安心する。心なしか空気の感触も違うようだ。私は時々仁王門をくぐり本堂の前で瞑想する。境内には大抵誰も居らず、不審者と間違えられると困るので長居は出来ないが、ほんのひと時でも心が洗われてあらゆる雑念が霧散していく。自分の隠れたパワーが顕在化するような気がする。
善光寺 HP

古寺に
ひとり佇み
無に戻る

紫のカラー・タイツが流行っているようだ。今日一日で10人も見かけた(雑念だらけ)。


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