おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ぼんぼりオープン!!

2006年12月17日 | Weblog
今シーズンのニセコは、まだ雪が少ない。
ようはニセコらしさがない。

そんな中、ハニーとそのお仲間の夢を乗せて、16日「ぼんぼり」がオープンした。
外観はご承知のようにプレハブのスーパーハウス。
外国からのお客さんが興味を持ってもらえる内装になったかどうか、正直不安じゃった。
ってことで、当日はなかなか怖くて見に行けなかった。

10時過ぎに行ってみれば、驚くばかり。
ステキにレイアウトされておる。
前夜は深夜まで作業に追われておったとかで、とってもよろしい仕上がり。
女性の力ってのは、侮れん。

ただねぇ、サムライや忍者の撮影用の照明が蛍光灯で、さすがに驚いた。
そのあたりは、「お金もなくて、素人ゆえご勘弁」、これもご愛嬌って感じだ。
儲けることができたなら、何とかせねばならんね。

結局、オープン初日のお客は、あれこれずいぶんお手伝いいただいたご近所Sさん夫妻だけ。
OGはゼロじゃった。
OGスキー客は、20日ごろから大勢やってくるというから今後に乞うご期待じゃ。

ただ、問題点も浮かび上がった。
「雪洞 BON BORI」だけでは時おり通るOGにも何の店かサッパリ分からんってことだ。
路上にも看板を備えたが、ピンと来ないのかねぇ?
客引引きじゃないけれど、入り口前でOGに声かけたら、「お腹はいっぱい」と言われちゃった。

食事の店と勘違いしておる様子。
急きょ看板の下に「パーフェクト・スーベニアー」とキャッチコピーすることに。
ようはお土産屋さんであることがはっきりわかるようにすることにいたしましたです。

このパーフェクト・スーベニアーってのも、ニッポン人から見ればあまりにベタな感じだけれど、ハニーの英会話教師ボブさんが言うんだから間違いない。
言葉の文化ってのはことほど左様に難しい。

っていうか、ベタな感じでないとダメってことだね。
文字通りの異文化コミュニケーションを、どう取るのかってもの課題じゃ。
あんまり時間はないけど、まだまだ間に合う。

夕方、いつものようにババのご機嫌伺い。
弱ってきておるのは誰の目にも明らかじゃ。
寝ておったが、起こすといきなり、「落ちるところまで落ちたねぇ」とのたまった。
なんか嫌な夢でも見ておったのかねぇ。

持参したプリンをゆっくり食した。
いつものように「美味いねぇ」と言って、続いて「ここはどこだい?」ときた。
いよいよ自分がどこにいるのかもわからんようになっちゃった。

お向かいのベッドでは、どうみても植物状態のババに、娘とおぼしき40代の女性が泣き濡れて付き添っておった。
たぶん1時間も2時間もババに付き添っておったんだね。

枕元には患者の夫と見られる遺影もあった。
物言わぬ母に付き添う泣き濡れたおばは、母を愛おしむ赤子のようで可愛くもあった。
誰もが通る道とはいえ、見ていて切ない。

そのあとは、いつものようにジムへ。
11月の体調不良のおかげで筋肉が戻っておらん。
なんとか以前のように週2回に戻したいのだが、忙しくてそれもままならん。
筋力を取り戻さんと、パウダースノーがわんさか来たときには間に合わん。
ちょいと焦る今日この頃じゃ。