おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ホワイトクリスマス

2006年12月04日 | Weblog


「あんたは本当のクリスマスを知らないからねぇ~」
南半球で生まれ育った子供は、親から必ずこう言われるそうだ。
こんときのママの服装といったら、ビーサンに短パン、タンクトップに違いない。

そうなのじゃ、いまどき12月のオーストラリアは、真夏を迎えようとしておるのじゃ。
だから南半球のホワイトクリスマスとは、ホワイトサンドビーチで水着なわけね。
ビーン・クロスビーのホワイトクリスマスを聞いても、あっちの子供はピンと来ないのよ。

上記のお話は、かつておぢの英会話の先生だったニュージーランドのねーちゃん、アマンダちゃんが言っておった。
だから、ニセコの上客、オーストラリア人らも同様の会話をしておるに違いない。

ところで、おでぶだったけどメンコのアマンダちゃん、いまごろどうしておるかのぉ…
故郷のクライストチャーチに居るんじゃろか、結婚したじゃろか。
と余計なお世話のおぢでござった。
それにしても彼女に教わった英語は、「キンキー」だとか「ピスオフ」だとか、どれもこれもお下品英語ばかりじゃったけどさぁ…

話は戻って、そんなこんなでオーストラリアやニュージーランドでは、若いうちに北半球に数年もの間、出かける若者が多い。
親たちも「ホワイトクリスマスは知っとかなきゃね」「向こうへ行って勉強してきないさい」。
などと話しておると聞いた。

なもんだから、札幌でもオーストラリアやニュージーランドの英会話教師がごっちゃりおるのよ。
彼らの本家、イギリスにもけっこう行っておるね。
アマンダちゃんも札幌で3年ほど過ごして、イギリスへ行っちゃった。

キウィ(ニュージーランド人の愛称だね)もOGもおぢは大好きじゃ。
アメリカ人に比べりゃ、基本的に田舎育ちで性格もいい。

大体、アメリカ人の8割は海外に出たことがないのだという。
内向きなんだね、あの国は。
だから全米野球シリーズをワールドシリーズなどとのたまわるのじゃ。

先進国では、ドイツ人とニッポン人が旅行好きで良く知られておる。
共通するのは、ヨーロッパ一の不細工とアジア一の不細工ってことだ。
なんでだろうねぇ?
ついでに言えば、性に関してルーズなものドイツ人とニッポン人、と諸外国では相場が決まっておる。

さて、「ロバ君」さんから「ぼんぼり(雪洞)」で何売るの?
とご質問じゃった。
実は、注目を集めようと引っ張っておった。
んな、はずはなく明確には決っておらんかったのね。

で、ようやく決ったのじゃ。
まずはTシャツだ。
彼らの名前を漢字にしてTシャツに書いてもらったり、自称「先生」に書いて貰おうと言う趣向じゃ。
英語の名前には意味がない(山田さんは「山と田」で意味あるでしょ)ので、意味をつけてあげようってことだ。

例えば、ジョージさんは、情事(love affair)でも丈治(height rule)など、多少いいかげんでもいいから漢字にして、Tシャツに書くのだそうだ。
あとは歌舞伎のくまどりを書いてもらったりして「いわばお習字体験」なのじゃ。
Tシャツにこだわるのは、あっちが夏だから、漢字にこだわるのは流行っておるからじゃ。
わかりやすいのぉ~

過日見たNHKの「英語で話さナイト」では、腕に「台所」と刺青を彫っておる若者も居たと話しておった。
意味を知ったら、ゼッタイ彫らんかったと思うけど…
ということで、まぁそれなりに名前を漢字にしてあげようということじゃ。

ほかには「コスプレ」じゃ。
サムライ、忍者、お姫様に着替えてもらい、写真を撮ってポストカードにしてあげる。
なぜかといえば、ニッポン人が海外に行けば「お土産」に追われるように、彼らは旅行中、ポストカード書くのに追われるそうな。
忍者は子供向けじゃね。

ほかには「和」をコンセプトにしたタペストリーや小物など。
喜茂別町の国道230号線沿いにあった「のてんや」さんにも協力してもらって、あれこれ和物を置くのだそうだ。

先日聞いたところによると、12月中にやってくるOGは家族連れが多いのだそうだ。
上記のように「ホントのクリスマスを過ごしたい」って想いがあるのかもね。
1月になると、金持ちがやってくるという。
オンシーズンで値段も高いからお金持ちがたくさん来るわけだ。
でシーズン終わりは、チケットなどが安くなるので、若者が多いという。
だから3月、4月にやってくる連中が酒に酔ってトラブルなどを起こすようだ。

そんなこんなの「ぼんぼり」プロジェクトだけど、なにかいいアイデアがあったらお教えください。
ヨロピクね!!