ナイトツアーでウミガメの産卵に出会ったのは、今年の7月13日のことでした。 翌14日には、島でウミガメを研究しているグループが卵を確認し、踏み荒らされないように柵で囲ってくれました。
そして産卵から49日目の昨日、研究グループの成瀬氏から下記のようなメールが届きました。「本日夕方、ウミガメの巣穴調べをします。台風15号の影響で冠水や卵の流出が心配されますので、早めに行うことにしました。生きている子ガメは見られないかも知れません。」
案内のあった時間に少し遅れて浜に着くと、たくさんの人が集まっていました。

太陽がかなり傾いて、あと30分ほどで水平線に沈みそうでした。
調査は既に始まり、卵が堀り出されていました。

まだ卵の中に残っていた子ガメは、一度箱に集められます。
子ガメ達は箱の中で、海に向かって進もうとしているようでした。
記録をつけていた方に、調査票を見せてもらいました。

こうやって10年以上、データを積み重ねているんですね。
地道な活動、素晴らしいです。
メモも見せてもらいました。

この日の見学者、111名!
ウミガメの卵と同じぐらいの数です!(笑)
子ガメは巣穴から自力で歩いて海に到達する必要があるそうです。成瀬氏がウミガメを歩かせはじめたら、見学の人たちが両側に並び、あっという間に「海への道」ができました!

ウミガメ達は次々に海を目指して歩いて行きます。
ヨイショ、ヨイショ!
時々、ひっくりがえりながらもまた起き上がって海に向かいます。

体の割に、目とヒレが大きいです。
もうすぐ海です!

うまく波に乗って、海にでられるでしょうか?
波が来ました!

この時の波では陸に引き戻されてしまいましたが、また起き上がって海を目指し…
3回目の波で海へ旅立ちました。
そういえば、ちょうどこの場所で、産卵し終わった親ガメが海に帰っていくのを見送ったのでした。
あの時、親ガメが大変な思いをして産んだ卵から、こうして新たな命が生まれて旅だっていくなんて…

もう、感無量です。
この日集まっていた何人かの人と、話しをしました。
そこで聞いた話…。
「地元の消防団員に団長から『海岸の監視の時に、ウミガメの卵の無事を見守るように』という指示があった。」「卵が気になって毎日巡回して、暑いとネットをかけたりして様子を見ていた」

それぞれの人の思いを乗せて、ウミガメ達は海に向かったのですね!
ウミガメの卵をみんなで見守り、そして子ガメの旅立ちを皆で見送れる島って最高です!
保護柵をすると「ここに卵があるよ」と教えることにもなる訳ですが、卵がいたずらされることもなく、カメ達が巣立てるということも素敵だと思います。
そして10年以上、ウミガメの調査や保護活動を続けている人々の存在も…。
いつものことながら本当に、宝物がいっぱいの島だなぁって思います。
伊豆大島、ばんざい~!
(カナ)
そして産卵から49日目の昨日、研究グループの成瀬氏から下記のようなメールが届きました。「本日夕方、ウミガメの巣穴調べをします。台風15号の影響で冠水や卵の流出が心配されますので、早めに行うことにしました。生きている子ガメは見られないかも知れません。」
案内のあった時間に少し遅れて浜に着くと、たくさんの人が集まっていました。

太陽がかなり傾いて、あと30分ほどで水平線に沈みそうでした。
調査は既に始まり、卵が堀り出されていました。

まだ卵の中に残っていた子ガメは、一度箱に集められます。
子ガメ達は箱の中で、海に向かって進もうとしているようでした。
記録をつけていた方に、調査票を見せてもらいました。

こうやって10年以上、データを積み重ねているんですね。
地道な活動、素晴らしいです。
メモも見せてもらいました。

この日の見学者、111名!
ウミガメの卵と同じぐらいの数です!(笑)
子ガメは巣穴から自力で歩いて海に到達する必要があるそうです。成瀬氏がウミガメを歩かせはじめたら、見学の人たちが両側に並び、あっという間に「海への道」ができました!

ウミガメ達は次々に海を目指して歩いて行きます。
ヨイショ、ヨイショ!
時々、ひっくりがえりながらもまた起き上がって海に向かいます。

体の割に、目とヒレが大きいです。
もうすぐ海です!

うまく波に乗って、海にでられるでしょうか?
波が来ました!

この時の波では陸に引き戻されてしまいましたが、また起き上がって海を目指し…
3回目の波で海へ旅立ちました。
そういえば、ちょうどこの場所で、産卵し終わった親ガメが海に帰っていくのを見送ったのでした。
あの時、親ガメが大変な思いをして産んだ卵から、こうして新たな命が生まれて旅だっていくなんて…

もう、感無量です。
この日集まっていた何人かの人と、話しをしました。
そこで聞いた話…。
「地元の消防団員に団長から『海岸の監視の時に、ウミガメの卵の無事を見守るように』という指示があった。」「卵が気になって毎日巡回して、暑いとネットをかけたりして様子を見ていた」

それぞれの人の思いを乗せて、ウミガメ達は海に向かったのですね!
ウミガメの卵をみんなで見守り、そして子ガメの旅立ちを皆で見送れる島って最高です!
保護柵をすると「ここに卵があるよ」と教えることにもなる訳ですが、卵がいたずらされることもなく、カメ達が巣立てるということも素敵だと思います。
そして10年以上、ウミガメの調査や保護活動を続けている人々の存在も…。
いつものことながら本当に、宝物がいっぱいの島だなぁって思います。
伊豆大島、ばんざい~!
(カナ)