1月28日(木)18:30~21:00、表題の講座が行われました。

参加者は45名。
伊豆諸島の生物がライフワークの長谷川雅美先生(東邦大学)が「フォッサマグナ域の生物相」を、願法が「伊豆大島の鳥と虫(ほんの一部)」を紹介しました。

長谷川先生はもう数10年、ほぼ毎年伊豆諸島の全ての島に行って調査を続けている方。
資料には、ご自身で撮られた写真がふんだんに使われていました。
伊豆諸島は全て、個性の異なる火山島。
生物たちも島ごとに違います。
たとえば、ヘビのいる島といない島があったり…

「セミもアシナガバチも伊豆諸島を南下するほど種数が減る」などなど…。

では、伊豆大島の生き物はどこから来たのでしょうか?伊豆大島に飛べない昆虫がいることから「氷河期に陸続きになっていた」という説もあるようです。
でも長谷川先生は、大島の周囲の海が深いことからその可能性は低いと考えていて…

これらの昆虫は「利根川などの洪水によって、漂着したのではないか?」とのことでした。
そして生き物は遺伝的に同じでも、周囲の環境に合わせて速いスピードで形態を変化させていくそうです。

海鳥を食べている島のヘビと10数センチのトカゲを食べているヘビでは頭部の形が違うだそう。

生きるために変化し続ける…「ヘビ」も「人」も「ちきゅう」も同じですね。
ところで長谷川先生は、伊豆諸島で島タイプに変化(分化)した生き物達がプレートの衝突で本土(伊豆半島)に再移入していった可能性を語られています。

地質からではなく生物調査の結果から「プレートの移動」を考えてみるのも楽しいですね。
さて、後半の願法は「島で見られる鳥と虫」を、長年撮りだめた写真を元に紹介しました。

時間の関係でカットしなければならない生き物が多くて、とても残念でした。
最後に「図鑑を作ろう!」という意見が出て「実現できたら良いなぁ~」と思いました。
ところで、資料の最後はやはり…これ。

手乗りアシナガバチとヒメスズメバチ、そしてテープで固定されたムカデ!(巨大化して嫌だって私のメモの意味が不明ですが…笑)
「オスは刺さないので、ぜひ挑戦してみてください」とのことでした。
飛んでいる蜂の雄と雌を見分ける自信のある人以外は真似しないでください~(笑)
…ということで、講習はまだまだ続きます。
次は2月8日に、島のクサヤと椿油を、産業の担い手の方から学びます~。
(カナ)

参加者は45名。
伊豆諸島の生物がライフワークの長谷川雅美先生(東邦大学)が「フォッサマグナ域の生物相」を、願法が「伊豆大島の鳥と虫(ほんの一部)」を紹介しました。

長谷川先生はもう数10年、ほぼ毎年伊豆諸島の全ての島に行って調査を続けている方。
資料には、ご自身で撮られた写真がふんだんに使われていました。
伊豆諸島は全て、個性の異なる火山島。
生物たちも島ごとに違います。
たとえば、ヘビのいる島といない島があったり…

「セミもアシナガバチも伊豆諸島を南下するほど種数が減る」などなど…。

では、伊豆大島の生き物はどこから来たのでしょうか?伊豆大島に飛べない昆虫がいることから「氷河期に陸続きになっていた」という説もあるようです。
でも長谷川先生は、大島の周囲の海が深いことからその可能性は低いと考えていて…

これらの昆虫は「利根川などの洪水によって、漂着したのではないか?」とのことでした。
そして生き物は遺伝的に同じでも、周囲の環境に合わせて速いスピードで形態を変化させていくそうです。

海鳥を食べている島のヘビと10数センチのトカゲを食べているヘビでは頭部の形が違うだそう。

生きるために変化し続ける…「ヘビ」も「人」も「ちきゅう」も同じですね。
ところで長谷川先生は、伊豆諸島で島タイプに変化(分化)した生き物達がプレートの衝突で本土(伊豆半島)に再移入していった可能性を語られています。

地質からではなく生物調査の結果から「プレートの移動」を考えてみるのも楽しいですね。
さて、後半の願法は「島で見られる鳥と虫」を、長年撮りだめた写真を元に紹介しました。

時間の関係でカットしなければならない生き物が多くて、とても残念でした。
最後に「図鑑を作ろう!」という意見が出て「実現できたら良いなぁ~」と思いました。
ところで、資料の最後はやはり…これ。

手乗りアシナガバチとヒメスズメバチ、そしてテープで固定されたムカデ!(巨大化して嫌だって私のメモの意味が不明ですが…笑)
「オスは刺さないので、ぜひ挑戦してみてください」とのことでした。
飛んでいる蜂の雄と雌を見分ける自信のある人以外は真似しないでください~(笑)
…ということで、講習はまだまだ続きます。
次は2月8日に、島のクサヤと椿油を、産業の担い手の方から学びます~。
(カナ)