グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

光輝くツアー

2016年02月21日 | ツアー
今日は、三浦半島から遊びにいらしたお客様と、森~裏砂漠を歩いて来ました。

少し風が強かったけれど、快晴!
森の木漏れ日が美しく、スポットライトのように草木を照らしていました。


小さなコケも胞子嚢を伸ばし…


オオバヤシャブシも新しい葉を伸ばす準備をしていました!

春のサインを見つけて歩くのが楽しい季節になりました~。

今日は視界が良くて、青い海に浮かぶ房総半島と三浦半島が見渡せました。

写真にもうっすら写っているのですが…わかるでしょうか?(^_^;

「この景色、スゴイ!」とお客様。

そうそう、自分たちの暮らしている場所を、海の向こうに眺めるのって嬉しいですよね。
(私も対岸から伊豆大島を眺める度に、何となく胸がキュンとなります)

お客様は、ゴツゴツ溶岩地帯で「あそこに人の顔がある」と教えてくれました。

指さされた方向を良~く見ると…

2人も!(笑)


折り返し地点の裏砂漠に到達。

ビュービュー吹き付ける風も、寝転がるとさほど強く感じません。

寝転んでいるうちに、雲に隠れていた富士山も、姿を現しました!

風で雪が舞い上がっているようで、山の稜線の形がくずれています。
いつもこの景色を見る度に思うのですが…これ、現地はいったいどんな状況なのでしょう?

さて、大島らしい「風」を体験した後は、再び木漏れ日の森へ。

ここでは「木の根はどこに伸びているのだろう?」ということが話題になりました。

確かにこんな風景を見ると不思議な気持ちになります。

根っこはどこへ?
…ちょっとマジックショーを見ている気分?(笑)

「表面からは見えなくても、岩の亀裂を割っているかもしれませんね」ということで…

“根が溶岩の亀裂を広げている現場”や…


“根が薄い溶岩を突き抜けている現場”を確認して歩きました。


お客様が、タイワンリスにかじられた木の幹が赤く盛り上がっているのを発見。

まるで人間の、手術後のミミズ腫れのようで、ちょっと驚きました。
リスの噛み痕って、こんなふうになりましたっけ??(こんどちゃんと観察しなければ(^_^;)

森歩きの最後は、太陽の光がハチジョウイヌツゲの白い幹を照らし、ユラユラと揺らめく景色を楽しみました。

『光り輝く風景』がいっぱいの、3時間ツアーでした~。

(カナ)
コメント (2)
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