グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

樹海一人歩き、その1・溶岩編

2021年01月28日 | 火山・ジオパーク
一昨日、1人で樹海を歩いてきました。

私たちが「樹海」と呼んでいる森は、240年前に三原山の裾野から流れ出し、海まで達した溶岩の上にできています。

ツアーで樹海を歩くと、遠くに面白そうな岩が見えるのですが、いつも立ち寄る時間がなく、「いつか調べに行こう」と思っていました。

森の中の地面は、ところどころに2-3mの岩があり、なだらかな凹凸になっています。
気の向くまま、足の向くままに歩いたら、ステキな岩がいっぱい見つかりました。

たとえば…
亀とトトロが向かいあっているような?風景とか❣️

右が、後ろ姿のトトロです❤️

私がずっと「マグマの飛沫が積もってできた岩(アグルチネート)」と思っていた、2.5mほどの高さの岩は…


反対側に回ってよく見たら、溶岩のしずくが滴ったような跡がありました。

ということは、この岩は溶岩が流れながら成長して、大きくなったものなのかも?

ツアーで歩くコースの中の風景も、落ち着いて撮ってみました。


通路のようになっているところは、かつて溶岩が流れていたのでしょうか?

(噴火後に地殻変動で割れた?という説もありますが)


うーん、ここは---、溶岩が流れてきて固まったところに、また溶岩が流れてきて上に乗ったのかな?

(なんとなく黒いハゼに見えるような?)

おー! なんだか細長くて尖った岩!(奥の真ん中)


近づいてよく見たら、これまたナニモノカに見えました(笑)


苔に覆われた尖った岩も、ステキでした。


いや〜、本当に面白い森です😊
ツアーでは30分で歩くコースでしたが、楽しすぎて時間を忘れて、気がついたら2時間半経っていました💦

歩き終わって調べてみたら、伊豆大島での240年前のできごとが推測できるハワイの動画が複数見つかりました。
Youtube@volcanochaserに投稿された、2010年1月31日のキラウエア火山で流れた溶岩の動画を見ると、流れている途中で何度も尖った岩ができるのがわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=DuPmFedjah8&feature=emb_logo
240年前、ここに同じような赤い溶岩が流れて、尖ったまま冷えたのでしょうか。
これ、樹海歩きの前後で、見るのも良いかも😊

そして一昨日は、溶岩の造形だけでなく、植物たちの姿にも驚くことが、いっぱいでした。
…が、このまま続けると長くなるので明日に続きます〜(また?)😊

(かな)
コメント (2)
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