グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ネムノキの開花

2021年06月22日 | 植物
元町にある私の大好きな喫茶店「藤井工房」さんのすぐ脇で、ネムノキが美しいピンクの花を咲かせているのに気がついたのは、6月13日の午後3時過ぎのことでした。

ネムノキは樹高が高いものが多く、さらに夕方に開花するため、目の前で花を観察できる機会はそう多くありません。(ここは斜面なので、木の上半分ぐらいを道から見ることができます)

鮮やかな色に魅せられて近づいたところ…あれ?

なんだかクシャクシャに縮まっているものが混ざっていて、驚きました。

それまで私のイメージの中にあったネムノキの花は、ピンクの髪の毛みたいなフサフサが伸びている…というもの。

上の写真の中には、そのイメージ通りの花もありますが、ずいぶん形が違うものもあります。

「なんだろう?」…しばらく頭の中を「?」でいっぱいにしながら良〜く観察したら、

「あ〜!蕾が開いてオシベが伸びてくるところなんだ!!」と気がつきました。

どうやら同じ時間に同時に開花するのではなく、ある程度の時間の幅があるようでした。

そう思ってさらによく見ると、まだ開く前の蕾も、白い糸のようなもの(たぶんオシベ)が伸びているものもあれば

全く何も出ていないものもありました。

きっとオシベが出ているものは、開花が始まるものなのでしょうね。

「ということは、午後3時ごろから日没まで待っていれば、どんどん開いていく様子が撮れるかも!」と考えて、何度か通ってみました。

6月14日16時26分。

1時間遅く観察に行っても、まだ開花途中のものも多いようでした。

日没ごろじゃないと開き切らないのでしょうか?

6月18日16時44分。

この日は、時間は20分ぐらいしか違わないのに全ての花が開花していました。
う〜ん…やっぱり生き物は、一筋縄ではいきませんね💦

機会があれば(来年かな?)藤井工房さんでコーヒーを飲みながら、2時間ぐらい連続で観察してみたいです。

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする