グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「ア」が3つ

2021年06月06日 | 植物
先日のスタッフとの下見で、「名前が分からない」または、「名前が思い出せない」植物に3回、出会いました。

1回目は、久しぶりに登った櫛形山山頂(裏砂漠第2展望台がある所)で、でした。

以前より荒々しさが増したように思える風景に、みんなで「なんだか地形が変わったよね?」と話し合っていた時のこと…


足元にクリスマスツリーのような小穂を持った植物が、たくさん生えていることに気がつきました。

なんだかタワシみたいで、かなり丈夫そうです。

以前に一度裏砂漠で見た記憶があり、図鑑を調べたら「アブラシバ」が一番近い事がわかりました。(2018年5月のブログにも書いていました)

「山中の砂礫の裸地に生える多年草」とあったので、強風が吹き付け、時には小石や砂粒が飛んで来る環境で、天下をとったようです。

2回目は、裏砂漠を抜けて「赤ダレ」へ向かう途中です。


小さいのに目立つ植物が生えていました。

ここを通るたびに「なんだろ?」と思いながら、調べないまま時が過ぎてしまった植物です。
なんだか芸術的ですね〜!

多くの葉は、地面を這うように伸びていますが

時々は、真っ赤な茎が立ち上がっていて綺麗でした。

調べてみたら、「アリノトウグサ」という日当たりの良い草地に生える植物で、けっこう普通種のようでした。大島の他の場所で見た記憶がないのは、目に入っていなかっただけ?←(こんど注意して探してみなければ💦)

3回目の「?」な植物との出会いは、ほぼ同じような場所で。

足元に爪より小さな緑の若葉が、いっぱい生えていました。

「誰だ〜??」と思ったのですが、一つずつの葉をよく見ると、ア・シ・タ・バ!(ううむ〜)

この後、詳しい方に出会って教えてもらったのですが、「こういうアシタバの種子からの芽生えは、ほとんどが枯れてしまい、ある時期でないとみられない」とのことでした。

貴重な出会いだったのですね😊

それにしても、アブラシバ、アリノトウグサ、アシタバって…全部「ア」で始まる植物ではないですか!

だから何?って感じですが(笑)
謎を解くワクワク感があって、面白かったです❗️😊

(かな)
コメント
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