グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

再び下見!

2021年10月15日 | 今日の大島
明日16日の「赤ダレ&裏砂漠ツアー」の下見で、今日も歩いてきました。

先週の下見では、なぜが記録されていなかったGPSデータの取り直しと(濃霧の安全対策)、プレゼンの動画の不足分撮影(雨でのコース変更対策)、それから藪漕ぎの時の足元の確認(晴れた日対策)のためです。

スタート時の景色。

三原山の上を黒い雲が覆っているのに、目の前のススキにだけ太陽の光が当たり、輝いていました。

歩き始めてすぐに目についたのが、ツワブキの花です。

海岸の植物が三原山周辺に出現!?と少し驚きましたが、海から4kmぐらいしか離れていないし、風に乗って種子が飛んできても不思議ではないです。
ハマナデシコ、クロマツ、ラセイタソウなど、海から山に上がってきた植物は数種類あるので、これから秋には、この華やかな黄色い花を三原山トレッキングで楽しめるようになるかもしれません。

それにしても、元気な黄色だ〜!

元気な黄色といえば、やや小さなハチジョウアキノキリンソウも近くで咲いていました。

草陰でひっそり…。10年前に比べて数が激減したように思うのですが、キョンに食べられているのかな??

溶岩地帯のヤブツバキにも、久しぶりに会いに行きました。

成長の早い落葉樹たちに背丈を抜かれ、埋もれるようにして生きているヤブツバキ。

でも、「これでもか!!」っていうぐらいに、たくさんの葉を出して頑張っています。
葉のサイズは、小さいけれどツヤツヤで元気だし…

しっかり花の蕾もつけていました😊


植物たちに元気をもらい、その後、藪へ!(笑)

地面が見えないほど草が茂っているところもあるのですが、そんな草陰にひっそりと、小さな秋の花を見つけました。

センブリと

ノコンギク。

一昨日のブログに載せたノコンギクはたくさん花をつけていましたが、ここは一輪だけ。
ここでは、光を奪い合う競争に勝てないものなぁ・・・。
ちなみに、このノコンギクに関しては「ヨメナ疑惑」もあったので、花の裏側や葉も撮影。

やはりノコンギクで良いようでした。

表砂漠に到着。

火山灰の上に白い石(噴石)が転がる風景は、裏砂漠とはまた違う個性で、これはこれでカッコいいです😊

海は輝いているし、南の島々もよく見えました!!

地層大切断面の真上なので、島の並び方が地層大切断面前の看板と同じです!
(当たり前だけど、ちょっと嬉しい発見でした・笑)

帰り道は、再び生きもの観察。

残り少なくなったアザミの花は虫たちに大人気で、ハチやチョウやハナムグリが絶賛食事中でした。

一心不乱とはこのこと?

横から見ると地味だけれど、ボディは綺麗な蝶(イチモンジセセリ)❤️

虫たちが群がるアザミの花の横では、種子が飛び立つ準備を整えていました。

次に強い風が吹いたら、旅立ちかな?

ということで、楽しい下見でした。

明日も天気だったらなぁ〜。
でも雨でも霧でも、安全に楽しんでいただけるように、あと一踏ん張り資料作り頑張ります〜😊

(かな)
コメント
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