グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

もと生物部のお客様と

2022年10月28日 | ツアー
昨日は大阪からお越しの一人旅の女性と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

ツアーの始まりはなんと、トイレのドアに止まっていたモフモフの蛾(クワコ)との出会いから❣️

10数年ぶりの再会です‼️(たぶん)
なんとか正面顔を撮ろうと四苦八苦する私を見て、お客様が撮影に協力してくれました。

ぬいぐるみ、みたい〜💖

この時点で、お客様から「以前、生物部だった」と聞いたので、ツアーでは小さな生き物たちをジックリ見ていこうと決めました☺️

たとえば、残り少ないアザミ にやってきたアブの仲間とか

枯れたアジサイ。

「ナンバンギセルは名前だけで実物は見たことがない」とおっしゃっていたので、結構真剣に探しました。

咲き残っていてくれてアリガトウ!

ブーケのようなセンブリの花(ほとんどが花を閉じていたけれど、ここだけ開いていた)


開花を始めたアキノキリンソウ。

「なんでキリンなんだ?」と、一緒に考えました(笑)

とても小さなイガアザミ の花。

普段よく見るものは直径2〜3cmぐらいなのに、これは1cm無いぐらい。
「こんなに小さくても咲けるんだ!」と、2人で感心しました。

単体で裏砂漠に生きているシマヘクソカズラ。

本来は、他の植物に巻きついて高い所に登り、太陽の光を手に入れようとするツル植物だけど、ここでは巻きつく相手もいないし、誰にも邪魔されずに太陽の光を手に入れられるから上に登る必要もなく、何本もの茎がまっすぐ伸びています。

これってかなり珍しい風景だと思います。
環境によって生き方を変える植物たち…たくまし〜💖

イタドリとノコンギクとススキが、棲み分けて帯状になっていた植物の塊。

普通混ざり合うと思うのですが…。
「なんでこーなったのだろう?」とお客様と考えましたが、答えは見つかりませんでした〜。

もちろん景色も楽しみました。

1700年前、島の中央に大きな穴(カルデラ)ができたときの出来事が、想像できる広大な風景。


「風の谷のナウシカに出てくるオウムみたい」とお客様がおっしゃっていた岩。


火山らしい噴気。


何もない黒い砂漠。

お客様と同じ角度から撮ってみました☺️

犬。

🤣

ずっと曇りでしたが、帰る頃には薄日がさし

ススキが輝き始めました!


溶岩地帯では、お客様にノコンギクのお花畑を教えてもらいました。

もと生物部のお客様と色々観察しながら歩けて、幸せな1日でした☺️

(かな)

コメント
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