グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

JGN全国大会後のジオツアーin伊豆大島(午後の部)

2023年11月01日 | ツアー
日本ジオパークネットワーク全国大会後のジオツアー、10月30日の午後の部です。

昼食後の訪問先は、「椿花ガーデン」!

園長の山下さんは、人数分の資料を準備して待っていてくれました。

山下さんの背後には、「アザレアツバキ」(中国原産の夏咲椿)と「紅妙蓮寺」という椿を掛け合わせて、山下さんが種子から育ててきた椿が

美しい花を咲かせていました😊

山下さんは、ご自身の“土づくり”についても、説明してくれました。

「散った花や枝葉を地面に掘った穴に入れ、微生物を利用して元気な椿を育てている」という話。いつ伺っても「素敵だなぁ」と、私は思うのですが、皆さんはどう思われたでしょうか?

そして、火口西展望所で出来なかったティータイムはここで!

青い海と空に挟まれたように浮かぶ富士山を見ながら、牛乳煎餅とアシタバ茶を味わっていただきました。(山下さんの”伊豆大島からの富士山が美しく見える理由”の解説付き😊)

赤い椿が華やかで、とても快適なひと時でした。
(ツアー中に少しでも、のんびりできる時間を作れて良かったです)

椿花ガーデンの後は、「ふるさと体験館」へ。
体験館の菊地さんに、裏手にある椿の防風林とアシタバ畑を見せてもらいました。

(アシタバは、半日陰で水捌けの良い場所を好む伊豆諸島を代表する植物ですが、最近はキョン=外来種の鹿に食べられて数を減らしています)

油搾り体験の前には、“伊豆大島の椿と人の暮らしの関わりがわかる動画”を見せてもらいました。

初めて目にする貴重な映像!
単に油を絞る体験を提供するだけでなく、"島で受け継がれてきた歴史文化そのものを伝えよう"というメッセージが感じられて、感動しました。

そして始まった菊地さんの軽妙なトークと、椿油絞り体験。

みんなで協力して、種子を潰し

濾して、蒸して、圧縮しました。

機械から油が出てきた時は、皆さんから「おお〜!」という歓声が上がっていました。

😊

最後は、油で火を灯し

畑のアシタバを、絞った椿油で炒めて、いただきました。

苦みがあるはずのアシタバが、全く苦くないのには驚きました!
美味しかった〜💖

皆さんは、2日目も2コースに分かれて、地層や海と火山の関わりや、島の暮らしなどを体験して戻られました。(1日目とは違う3名のジオガイドが担当しました)

見送り風景、その1

見送り風景、その2

見送り風景、その3

伊豆大島までお越しいただいた全国のジオパーク関係者の皆様、楽しい時間を共に作っていただき、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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