先日、伊豆大島ジオガイドの会が定期的に行っている
気象庁火山防災連絡事務所”平山講師”のフィールド勉強会に参加してきました。
日頃行っている火山観測の方法や、各種観測機器のお話しが聴ける貴重な機会です。
今月は特別に、平日を含め週2回開催との事でようやく念願が叶いました。
参加者はジオガイド・政策推進課の面々そして気象庁の方を含めて総勢13名程。
前日の強風は収まり、伊豆半島もクッキリ!南アルプスまでしっかり見えていました。

カルデラ内の説明は、すでに行っているとの事で
三原山(内輪山)山頂周辺に設置された観測機器を目指して歩きます。

昔から、伊豆大島三原山は火山観測が進んでいる場所なのですが
特に、1986年の噴火後は様々な研究機関や研究者の方々が観測機器を設置し
島全体の変化を観察しているそうです。
火山観測の方法は目視による噴気(蒸気)の出具合、勿論、写真も撮ります。

噴気の出方は常に一定ではなく、突然止まる事もあるそうです。

この日も「ほら!あそこから出始めましたよ!」の声に振り向くと
今まで何も見えなかった場所から、白い蒸気がゆらゆらと上がり始めました。
毎回決まった地点の地熱も測ります。

此処ではこんな数値が出ていました。

外気温が低いのでこれでもかなり熱く感じます。
毎回ほぼ同じ数値が出る場所と、かなり変動の大きな場所も有るようです。
安定しているのは火口を挟んで南東側、変化が見られるのは北東側との事。
地下のマグマには流動性が有り常に変化しているのでしょう。まさに生きている地球を感じます。
座学でも火山観測のお話しは聞いていましたが、フィールドで見て触れての学習は楽しいですね。

昼食はお馴染み?”溶岩のしずく”に座りススキに囲まれながら・・・

道すがら、平山さんからこんな大岩も見せてもらいました。

表面にはひび割れで出来たきれいな模様があり
いつも見慣れている溶岩とはまるで質感も色合いも違います。
皆さんからは「テーブルに欲しい!」との声が上がり
中には、日頃のガイド用小道具を出して観察する方も・・・

磁石が張り付いています。鉄分をかなり含んでいるようです。
さて、数万年の昔から規則正しい噴火を繰り返す伊豆大島火山”三原山”

その噴火は私達の住む土地を作り、素晴らしい景観を生み出し、温泉などの恵みも与えてくれます。
しかし、時には日々の生活を脅かす事もあります。
そんな火山の現状を知る事は、此処で生活をする上でとても大事な事だと
改めて実感しました。
そして、毎月欠かさず定期観察を続け山を見守っている方達が居る事・・・
その様な活動で私達は安心して生活が出来き、観光にも活かしていける。
本当にありがたいですね。
晴天の中、実に充実した一日となりました。ご一緒して下さった皆様ありがとうございました。

いつも山ではよく出会う平山さん、とても楽しかったです。本当にありがとうございました。
by GIBA
気象庁火山防災連絡事務所”平山講師”のフィールド勉強会に参加してきました。
日頃行っている火山観測の方法や、各種観測機器のお話しが聴ける貴重な機会です。
今月は特別に、平日を含め週2回開催との事でようやく念願が叶いました。
参加者はジオガイド・政策推進課の面々そして気象庁の方を含めて総勢13名程。
前日の強風は収まり、伊豆半島もクッキリ!南アルプスまでしっかり見えていました。

カルデラ内の説明は、すでに行っているとの事で
三原山(内輪山)山頂周辺に設置された観測機器を目指して歩きます。

昔から、伊豆大島三原山は火山観測が進んでいる場所なのですが
特に、1986年の噴火後は様々な研究機関や研究者の方々が観測機器を設置し
島全体の変化を観察しているそうです。
火山観測の方法は目視による噴気(蒸気)の出具合、勿論、写真も撮ります。

噴気の出方は常に一定ではなく、突然止まる事もあるそうです。

この日も「ほら!あそこから出始めましたよ!」の声に振り向くと
今まで何も見えなかった場所から、白い蒸気がゆらゆらと上がり始めました。
毎回決まった地点の地熱も測ります。

此処ではこんな数値が出ていました。

外気温が低いのでこれでもかなり熱く感じます。
毎回ほぼ同じ数値が出る場所と、かなり変動の大きな場所も有るようです。
安定しているのは火口を挟んで南東側、変化が見られるのは北東側との事。
地下のマグマには流動性が有り常に変化しているのでしょう。まさに生きている地球を感じます。
座学でも火山観測のお話しは聞いていましたが、フィールドで見て触れての学習は楽しいですね。

昼食はお馴染み?”溶岩のしずく”に座りススキに囲まれながら・・・

道すがら、平山さんからこんな大岩も見せてもらいました。

表面にはひび割れで出来たきれいな模様があり
いつも見慣れている溶岩とはまるで質感も色合いも違います。
皆さんからは「テーブルに欲しい!」との声が上がり
中には、日頃のガイド用小道具を出して観察する方も・・・

磁石が張り付いています。鉄分をかなり含んでいるようです。
さて、数万年の昔から規則正しい噴火を繰り返す伊豆大島火山”三原山”

その噴火は私達の住む土地を作り、素晴らしい景観を生み出し、温泉などの恵みも与えてくれます。
しかし、時には日々の生活を脅かす事もあります。
そんな火山の現状を知る事は、此処で生活をする上でとても大事な事だと
改めて実感しました。
そして、毎月欠かさず定期観察を続け山を見守っている方達が居る事・・・
その様な活動で私達は安心して生活が出来き、観光にも活かしていける。
本当にありがたいですね。
晴天の中、実に充実した一日となりました。ご一緒して下さった皆様ありがとうございました。

いつも山ではよく出会う平山さん、とても楽しかったです。本当にありがとうございました。
by GIBA