近くの公園で見掛けたムシャクロツバメシジミ。去年の9月24日にも載せたように、最近各地に生息域を広げて定着してしまったのではないかと思われる外来種だ。東海地方はもちろん関東地方でも目撃されているようだ。
ナミアゲハは花が咲いている場所ならどこでも普通によく見掛けるアゲハチョウの代表格だ。幼虫の食樹がミカン科植物だから、それらの木が生えていればメスは葉に産卵するために飛来することが多い筈だ。今年は特によく見掛けたが、どういう訳か同じ仲間のキアゲハには殆ど出会わなかった。
2年前の2022年8月24日にも載せたことがあるウスイロツユクサ。花弁の色が本来の淡青色のものとやや濃いものが同じ場所で咲いていた。色の濃淡は普通によくあることなのか、またはウスイロツユクサと他のツユクサとの雑種なのだろうか。今月上旬に撮った時機遅れの画像だから、花はもう終わっているだろう。
久し振りにハンミョウに出会った。このブログには2012年11月1日と2013年11月4日に載せて以来だから11~12年ぶりになる。正式にはナミハンミョウといい、色の綺麗な昆虫の一つだ。近寄ると直ぐに飛び立って少し前方に着地するから、正面からはなかなか上手く撮らせてくれない。小動物を餌にしているだけあって、大きな鋭い牙を持っていて獰猛な顔をしている。
アオスジアゲハは真夏によく見掛ける蝶だから、昼間はまだ暑さが残っているとはいえ、10月後半になっても翅が痛んでいない綺麗なのがいるとは思わなかった。アオスジアゲハも元々は暖かい地方にいる南方系の蝶で、幼虫はクスノキ類を食樹として育ち、翌春まで蛹で越冬する。
2か月前の8月21日にも載せたツマグロヒョウモン。名古屋周辺では子供の頃には全く見たこともなかったのに、温暖化の影響なのだろうが、今ではどこにでもいるありふれた蝶になってしまった。吸蜜しているメスにオスが求愛していた。
春から秋にかけてどこでも見掛けるモンキチョウ。名前のとおり翅に紋がある黄色の蝶だが、メスには白っぽい色のものもいる。幼虫で越冬し、食草はシロツメクサのようなマメ科植物だ。2枚目の画像は、モンキチョウを撮っていたら急にチャバネセセリが現れて一緒に吸蜜し始めたところだ。
秋になるとあちこちでよく見掛けるようになるウラナミシジミ。元々は暖かい地方の蝶だが、温暖化に伴って次第に生息域を北に広めてきているようだ。幼虫の食草がどこにでも生えているマメ科植物全般だというから、棲みつく環境はどこにでもありそうだ。
ツユムシ
2024-10-09 | 昆虫
先月末の画像だが、キバナコスモスの花で見掛けた成虫になる前のツユムシだ。ツユムシにはいろんな種類がいて、種名が単にツユムシというのもいるから、これはたぶんそのツユムシのメスではないだろうか。ツユムシはキリギリスの仲間だから触角はもっと長い筈なのに、このツユムシは何かの理由で欠けて短くなってしまったのではないかと思う。
近くの公園でも少し木が茂っているような場所ではよく見掛けるヒメウラナミジャノメ。幼虫の食草はあちこちに生えているススキやチガヤなどのイネ科の雑草だからどこでも繁殖しやすいのだろう。幼虫で越冬するから春先から秋まで普通に見られるが、都市部では減少傾向にあるらしい。
去年の9月29日にも載せたことがある外来種のアカボシゴマダラ。1枚目は名古屋市守山区で、2枚目は豊田市内の林の中で見掛けたものだが、最近はたまに見掛けるようになったから、たぶんこの辺りでも分布が広がっているのかもしれない。