今月7日にツチイナゴの幼虫を載せたが、あれから3週間が過ぎ、あの時の緑色の幼虫が成虫に育っていた。最初の画像はそれと同じ場所で撮ったから、写っているのはたぶんその時の幼虫のいずれかだと思われる。2枚目は別の場所で撮った画像だが、ツチイナゴは成虫で越冬するそうだから、長い冬を枯草に紛れて鳥などの外敵に見つかり難いように茶色に変身するのだろう。
イチモンジセセリほど多くはないようだが、この時期に時々見掛けるコチャバネセセリ。前回は2年前の2022年11月5日に載せたが、他のセセリチョウの仲間に比べて、全体がやや黄色っぽく翅の黒い筋模様が目立つ。
公園の花壇にいたイチモンジセセリ。どこでもよく見掛けるセセリチョウの仲間で、このブログでは、前回は2年前の11月3日に載せている。普通は夏の終わりから秋にかけてよく見掛ける蝶だが、秋分の日が近いのにまだ猛暑が続いているから、彼らも季節の異常に戸惑っているのかもしれない。
スズバチ
2024-09-15 | 昆虫
ケイトウの花で見掛けたスズバチ。他にも黒地に黄色い模様の似たような蜂もいくつかいるが、これはスズバチだと思う。5年前の2019年10月29日にも載せたことがあるが、ケイトウの花で時々見掛けるから、この花が好みなのかもしれない。泥を集めて鈴のような形の壺状の巣を作ることからスズバチとなったようだ。
咄嗟のことで、反対側に回り込んで撮る余裕がなかったためこのシーンしかないが、吸蜜中のツチバチの一種ではないかと思われる小型の黒い蜂をスズメバチが襲った瞬間だ。十数秒くらい咥えて息の根を止めてから持ち去ったように見えた。巣に持ち帰って幼虫の餌にするのだろう。
公園のハーブ園に植えられているレモングラスの葉を齧っていたツチイナゴの幼虫だ。同じところで何匹か見掛けたから、ハーブの葉はさぞ美味しいのだろう。幼虫は鮮やかな黄緑色だが、成虫は枯草に紛れやすいように背中のスジ模様と翅に斑点模様がある茶色に変身する。目の下の黒い涙のような模様が可愛らしい。
公園の花壇のミントの花に来ていたベニシジミ。雌雄ともに翅の橙色が綺麗なシジミチョウだ。春型と夏型で表側の褐色部分に違いがあり、オレンジ色が目立つ春型の方が色が鮮やかだ。
直ぐ近くに天敵のササグモらしき蜘蛛がいたが、吸蜜に夢中だった。
直ぐ近くに天敵のササグモらしき蜘蛛がいたが、吸蜜に夢中だった。
ヤマトシジミは普通によく見掛けるシジミチョウで、後翅裏側には黒い斑点模様が多く、一昨日に載せたツバメシジミのような尾状突起や橙色の斑点がない。翅の表側の色は基本的にはオスが青色でメスは黒っぽい灰色だが、ツバメシジミに比べれば色が地味で、羽化した時期によって季節差がかなりあるように思う。この画像では、交尾中だったので翅を広げてくれなかったために色の違いは比べられなかったが、体型の大きい方がオスで小さい方がメスのはずだ。
前回は2年前の7月に載せて以来だが、今月初めに公園の花壇で見掛けたツバメシジミ。後翅の尾状突起や橙色の斑点模様は3日前に載せたムシャクロツバメシジミと似ているが、翅全体に見られる黒い斑点が小さく、橙色の模様が目立つ。今回は翅を広げてくれなかったが、ツバメシジミは翅の表側は、2019年6月11日の画像のように、オスは綺麗な青色でメスは地味な灰褐色をしている。
去年の9月24日に載せた外来種のムシャクロツバメシジミを今年も近くの公園で見掛けた。10年ほど前に日本で初めて観察されて以来、温暖化の影響なのか、越冬しながら日本各地に広がっているのではないだろうか。
愛知県森林公園南口の花壇に植えられているヒマワリに来ていたツマグロヒョウモン。最初の画像では吸蜜していたメスにオスが求愛しているようだったが、メスが食事に忙しい時にはなかなか巧くいかないようだ !?。
昨日のルリモンハナバチと同じ日に同じオミナエシの花に一緒に来ていたオオセイボウだが、この蜂も金属光沢のある青緑色が綺麗なセイボウ科の蜂だ。このブログでは、前回は4年前の2020年10月17日に載せたが、他にも2019年9月13日や2017年9月2日、2014年9月13日など、たびたび載せているので、併せてご参照のほど。
愛知県森林公園南口の花壇に植えられているオミナエシの花にルリモンハナバチが来ていた。ナミルリモンハナバチとも言うようで、このブログでは今までにもたびたび載せてきたが、去年は10月12日に載せたように、主に夏から秋にかけて訪花し吸蜜する青い綺麗なミツバチ科の蜂だ。数が減ってきているようで、県によっては絶滅が危惧されているそうだ。位置がやや遠かったので、画像を少しトリミングしたため、過去に載せた画像に比べてやや不鮮明になってしまった。