閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

シマツユクサ

2023-10-25 | 草花
愛知県森林公園南口の散策路脇で見掛けたシマツユクサ。草丈は5~10㎝程度と低く、花も1㎝くらいで小さかったから見過ごしていたが、再び見に行って写真で調べてみたら、どうやらシマツユクサのようだ。シマツユクサは茎が蔓状に地面を這って横に延び、葉腋から根を出して広がるそうだから、増えるとけっこう蔓延ってしまうかもしれない。普通のツユクサと比べて花は小さいが、3枚の花弁のうち下の1枚が淡い青色であるのが特徴のようだ。シマツユクサは元々は鹿児島県以南の暖かい地方に自生しているそうだが、温暖化の影響なのか、今では関東地方まで拡がっているという。








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ツユクサ

2023-10-24 | 草花
今月8日に載せたセンニンソウが生えていた河川敷で見掛けた普通のツユクサだ。雑草が生い茂った薄暗い木陰で咲いており、花にだけ部分的に光が差し込んでいたので写真に撮っておいたのだが、けっこう印象的に写っていた。最後の画像では、苞の裏側にササグモらしき蜘蛛が隠れていた。








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ホシアサガオ

2023-10-18 | 草花
河川敷の草むらで絡み合って咲いていたホシアサガオ。花の大きさは昨日載せたマメアサガオと同じくらいかやや大きめでよく似た姿をしているから、これもマメアサガオだとばかり思っていたら、これはホシアサガオという別種だそうだ。ホシアサガオも戦後まもなく中央アメリカから日本に入ってきた外来種で、マメアサガオと同様に、関東地方以南にかなり拡がって雑草化しているという。白花もあるそうで、白花だとマメアサガオと見分けがつきにくいかもしれない。








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マメアサガオ

2023-10-17 | 草花
公園の散策路脇のフェンスに巻き付いて咲いていたマメアサガオ。北アメリカ原産の外来種で、戦後まもなく東京近郊で存在が確認され、今では西日本にも拡散して雑草化しているようだ。名前のとおり、確かに花が小さなアサガオだ。











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ルコウソウ

2023-10-16 | 草花
ルコウソウは中央アメリカ原産の多年草で、熱帯地方の植物だから寒さには弱く、日本では冬には枯れてしまう1年性の園芸植物と言われている。白花のルコウソウは公園の花壇に植えられていたものだが、赤花の方は我が家で勝手に生えているものだ。種を蒔いた覚えは全くないから、たぶん野鳥が種を運んできたのであろうが、数年前から毎年、夏になるとフェンスに巻き付いて花を咲かせ、寒くなると枯れることを繰り返していている。枯れると種が落ち、翌春にはその種からまた芽が出てくるのだろう。








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センニンソウ

2023-10-08 | 草花
昨日載せたウラナミシジミを撮りに行った時に河川敷で咲いていたセンニンソウ。載せるのが遅くなってしまったから、花はもう終わっていると思う。園芸植物のクレマチスの親戚で、有毒植物だそうだ。近縁のよく似た植物にボタンヅルがあるが、葉に鋸歯がないから、これはセンニンソウでいい筈だ。








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ワルナスビ

2023-09-19 | 草花
ワルナスビは3年前の8月26日にも載せたことがあるが、外来生物法で生態系被害防止外来種(要注意外来生物)に指定されている駆除が厄介なナス科の雑草だ。日本には明治時代の終わり頃にアメリカ南東部から牧草などに紛れて入ってきたそうで、今では世界中に広まっているとか。あの牧野富太郎博士が千葉県成田市あたりで発見し、有毒で茎や葉に棘があることから「悪茄子」と名付けたそうだ。紫色の花も見掛けたことがある。








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ママコノシリヌグイ

2023-09-13 | 草花
ママコノシリヌグイも、花は綺麗なのに変な名前を付けられてしまった草花の一つだ。漢字では「継子の尻拭い」で、茎に鋭い棘があることから名付けられたそうだ。同じ仲間のミゾソバアキノウナギツカミも花はよく似ている。








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ヘクソカズラ

2023-09-07 | 草花
先月中旬に体調を崩し、お盆明けに1週間ほど入院していたから、またブログの更新が暫く滞ってしまった。今後もスローペースではあるが、今のところ続けていくつもりでいる。

久し振りになる9月最初の投稿は、けっこう綺麗な花なのに変な名前を付けられてしまったヘクソカズラ。葉や茎を揉むとあまり良い匂いはしないし、道端で垣根などいろんなものに巻き付いて駆除に困る雑草でもあるから、そう名付けられてしまったのだろう。2018年9月20日のこのブログに載せたように、花は小さく筒状で花弁は5つに裂けた5弁花が多いが、他にも3裂から7裂まで多種多様だ。斑入りのものもある。茎や葉は良い匂いはしなくても、蛾の仲間のホシホウジャクの幼虫はヘクソカズラを食草にして育つ。











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ムラサキツユクサ

2023-06-19 | 草花
ムラサキツユクサは北アメリカ原産の園芸植物で、咲いた花は1日で萎んでしまうが、次々に咲き替わるから花期はけっこう長く、名前のとおり梅雨の前から夏の終わり頃まで咲いている。2008年7月に載せた白花のトキワツユクサ(ノハカタカラクサ)は葉の様子や花の色は違っても同じムラサキツユクサ属の仲間だが、空き地などで普通によく見掛けるツユクサは、同じツユクサ科でも属が異なるツユクサ属で、2011年11月に載せたイボクサもツユクサ科のイボクサ属で、いずれもムラサキツユクサの親戚筋にあたるようだ。










別の場所で咲いていた赤紫色のムラサキツユクサ。


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マンネングサ

2023-06-16 | 草花
庭の片隅で咲いていたマンネングサだが、マンネングサの仲間にはいろんな種類があるから確かではないが、たぶんツルマンネングサではないだろうか。ツルマンネングサは中国から入ってきた帰化植物で、繁殖力は旺盛で横に伸びた茎の節目から根を出して次第に増えていくそうだ。我が家の庭では、生育に適さない暗い木陰に生えているため、まだ雑草と言うほどには増えていない。勝手に生えている雑草とはいえ、黄色い小さな花は近くでよく見れば綺麗だ。





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ヒルザキツキミソウ

2023-06-02 | 草花
道端の空き地で咲いていたヒルザキツキミソウ。北アメリカ原産の帰化植物で、かつては観賞用として栽培されていたそうだが、痩せた土地でもよく育つし、地下茎で増える多年草だから、今では各地で野生化しているようだ。花期は短いが、次々と咲く綺麗な雑草の一つだ。










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ドクダミ

2023-05-20 | 草花
我が家の庭の片隅で蔓延っているドクダミの花が今年も咲いた。花が終わるとたまに刈り取るのだが、地下茎を伸ばして増えるから、年々少しづつ勢力を拡大しつつある。一方で、地面を覆うように繁茂するから、他のいろんな雑草が生えにくいという利点もある。独特の臭いがあるから嫌う人もいるが、名前に似合わず花は綺麗だと思う。昔から生薬やハーブとして利用されているそうだが、口にしたことはまだない。











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アメリカフウロ

2023-05-16 | 草花
道端や空き地で見掛けるアメリカフウロ。名前のとおり北米原産の外来雑草だ。同じフウロソウ科フウロソウ属の仲間であるゲンノショウコとよく似た花だが、草丈はけっこうあるのに、花の大きさは1㎝にも満たず色も薄いから、普通に歩いていると見落とすくらい地味だ。花が終わった後にできる先の尖った実の方が特徴的でよく目立つ。










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アマドコロ

2023-05-12 | 草花
2日前に載せたスズランと同様に、我が家の庭で咲いていたアマドコロの花だ。先週の大型連休中に撮った画像だが、これも載せるのが遅くなってしまった。3枚目の画像は、どういう訳か花が1輪だけ上向きに咲いていたので、花の内側の蕊の様子を写したものだ。アマドコロはホウチャクソウやナルコユリとよく似た釣り鐘状の花を付けるので紛らわしいが、茎に稜があって角張っているので見分けられる。








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