どうも歳とともに出不精になったようで、交通渋滞を覚悟してまで紅葉見物に行く気にもなれなかったから、今秋は何処にも出かけなかった。今頃になって紅葉の写真では遅いが、紅葉が終盤になった11月下旬に尾張旭市の森林公園を散策していた時に撮った画像だ。少し散り始まっていたが、林の中で逆光で透かして眺めたらけっこう綺麗だった。
ツマグロキンバエは、名前に蝿と付いていても花の蜜や花粉を餌にしているハナアブの仲間だ。近付いてアップで撮っているから大きく見えるが、体長は1cm足らずだ。他の虫に比べたら寒さには強いようで、晴れた日には気温が上がってくると残り花にいることが多い。
ガガンボ
2013-12-14 | 昆虫
ガガンボにもいろんな種類がいるので、図鑑を見てもどれだかよく判らないが、よく似ていそうなのはミカドガガンボだった。直ぐ傍まで近付いても逃げようともせず、菊の残り花で蜜を吸うのに余念がなかった。それにしても、ガガンボは俊敏に飛び回れる虫でもないのに、こんなにも長い足を持っていては敵に襲われやすいし、かえって不便ではないのだろうかと思うが、何か有利なことがあるのだろう。
触らなかったので確認はしていないが、マルカメムシは小さな躰に似合わずカメムシ独特の強烈な嫌な臭いを出すそうだ。敵に遭遇した時の強力な武器にしているのだろう。マルカメムシは成虫で越冬するというから、冬でもどこかの葉陰でじっと寒さに耐えて生きているのだろう。
マルカメムシのようだ。体長が数ミリほどの小さなカメムシだ。カメラを向けた時はハムシの仲間かとも思っていたが、画像をパソコンに取り込んでアップで見たら、確かに顔はカメムシのような顔(?)をしていた。
ハムシ
2013-12-10 | 昆虫
色がやや黒いので違うかもしれないが、図鑑で見たらルリハムシかヨモギハムシによく似ていたから、いずれにしろ、ハムシの仲間ではないだろうか。体長が1cm足らずの小さな虫だが、これでもハムシの仲間では大きい方だ。
カマキリ
2013-12-08 | 昆虫
多くの花が咲き終わり虫も活動しなくなった時期でネタがないから、先月初めに撮った時季遅れの残り画像をもう暫く載せていくことにする。花壇に植えてあったチョウセンアサガオの葉陰で獲物を狙っていたハラビロカマキリにカメラを向けたら、「邪魔だよ!」と言わんばかりにこちらに顔を向けて対峙した。瞳孔のように見える小さな偽眼の位置がこちらの動きと一緒に動くから、偽眼で物を見ている訳ではないらしいが、こちらが睨まれているように思える。
このところの寒さでは蜂はもう飛んでいないが、虻をいくつか載せたついでに、1ヶ月ほど前に撮った蜂も遅ればせながら載せておくことにする。図鑑と比べて見たら、どうやらフタモンアシナガバチのようだ。
いずれもピントがやや外れてしまったのでちょっと判りにくいが、躰の模様から判断すると、1枚目の画像はホソヒラタアブで、2枚目は普通によく見掛けるハナアブ、3枚目はシマハナアブのように見えるが、違うかもしれない。
先月上旬に撮った画像が続いているが、キゴシハナアブのようだ。虻や蝿の仲間の多くが躰の割の目が大きいから、さぞ視界が広くてよく見えるのだろうと思うが、近付いても直ぐに逃げないので、逆に、よく見えないから目が大きくなっているのかもしれないとも思う。寒くなっても、ツワブキの花で盛んに吸蜜していた。
前翅にあるオレンジ色の模様が船の碇を逆さにしたような形であることからイカリモンガと名付けられたそうだ。昼行性の蛾で、翅も閉じて留まるから蛾のようには見えないし、飛び方もタテハチョウの仲間のように非常に速い。ツワブキの花に来ていたが、少し近づいたらサッと逃げてしまった。
これも3週間ほど前に別の場所で撮った画像だが、シロオビノメイガがツワブキの花に来ていた。蝶や蛾の他にも小さな蜂や虻が集まっていたが、ツワブキの花は晩秋の遅くまで咲いているから、虫には人気があるようだ。