山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

特別講師で

2014年11月10日 | 農業


昨日は、特別講師として出かけてきました。

こども料理教室をされている方が、お米作りで田植えを開催されました。

田植えをしたら、もちろん次は稲刈りですね。

10月に行ったんですが、刈り取った稲は勿論稲架掛けに。

1ヶ月近く天日干しにしていたのですが、遂に脱穀することに。

コンバインを使えば簡単なのですが、ここは昔ながらの最新型?足ふみ脱穀機の登場です。

だって、脱穀機にちゃんと「最新型」と書いてあるんですもの。

動力は、私めの右足。

子どもさん以外にお父さん、お母さんも参加です。

さすがにこの年代になるとご両親もこの最新型足ふみ脱穀機を知らない方もおれるようです。


稲束をしっかり持っていただきドラムの上に置くと、うっかりすると手まで持って行かれそうになります。

裏表回しながらの脱穀。

小さな3歳の女の子から小学3年生の男の子まで真剣な顔つきでやりましたよ。


脱穀が済むと、籾を集めるのですが、藁屑も一杯入っています。

写真中央のだっこくきの奥、左側にある唐箕を用いて分別します。

上のホッパーに脱穀した籾を入れ、扇風機のような羽をハンドルで回します。

そうすると、軽い藁屑は上の口から回してできた風により吹き飛ばされます。

一方、籾は重たいので下の口から出てきます。


籾だけになると、次は籾摺りです。

籾殻と玄米に分ける作業です。

昔は、蕎麦の皮をとる石臼と同じような形で木で作った臼を使ったり、餅つきに使う臼の中に籾を入れついたりしていました。

わたしも探していますが、ないので板を使って行います。

板の上に籾を置き、上からもう一枚の板でくるくると回り手もらいます。

しっかり天日干しされた籾ですから、簡単に玄米さんが顔を覗けます。

玄米さんを見て、ビックリ!

玄米さんの顔がいつも食べる顔と違うという声が。

そうですね。

もち米さんは、よく乾燥すると白く色白になるんです。

やっと、玄米さんになりましたが、お餅にするためには、精米が必要です。

精米作業はペットボトルに入れ、さえばしで搗くと糠が取れペットボトルの周りにつきます。

でも中々白い米になりません。


籾を蒔き田植えをしてから稲刈りをしても、まだこのような作業してやっと私たちが食べている米さんになります。

長期の体験でしたが、多くの事が学べたお米作りでした。

来年もお米作りをするか~?

「勿論。」と大きな声が帰ってきました。

これからの若い力に期待して、来年もがんばるぞ!