野菜とは、野に咲く菜もの。
かつて人間が、自然に生えていた植物を、好きなものを選別し、その地で育んで育てたもの。
時期に合わせ、種を蒔き、水をやり、草に負けないように管理する。
これが、今の野菜作りです。
発泡スチロールの田んぼの防鳥ネットを外したところ、田んぼの際からなにか大きなギザギザした葉っぱが覗いていました。
良く見ると、大根さんのようです。
こんなところになんだろう?
植えた覚えはないのですが?
冬から春になり田植えをするまでは、野菜くずなど何でも放り込んでいた田んぼです。
奥に聞くと、「以前菜の花が咲いて枯れたものを入れといた。」よと。
もうそれしかありません。
それにしても、地面と箱の辺りから顔を覗かせています。
ネットがある間は、草としか思っていなかったのですが・・・。
栄養も何もない住宅地で頑張って顔を出したダイコンさん、と思っているのですが。
過酷な自然の中で、自らの子孫繁栄のために、今できる事を精一杯こなす。
一度は掘ってみようかとももいましたが、最後まで見届けてやりたいとまずは記念写真。
いつ、掘るか?掘りたいし、見守ってやりたいし、あ~っ!どうしたら良いの?
ハムレットの心境です。