浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

日本ジャーナリスト会議のJCJ賞

2011-10-05 08:36:31 | 日記
 俗悪番組に覆われているテレビの低劣さと、現政治体制のプロパガンダ機関と化したニュース番組により、テレビメディアの質は、今最高度に落ちている。

 しかし少しだけ、今も高質な番組を提供しているところがある。何とNHKである。毎週日曜日夜10時に放送されるETV特集は、質が高い番組である。今はほとんどこれしか見る価値がないのではないかと思われるほどだ。

 毎日のNHKニュースは、あの9・19のさよなら原発大集会をほとんど無視したことにも現れているように、もっとも体制的な内容を誇っているが、ETV特集はNHKの中にいる良心的な人たちによる高質な番組が提供されている。

 そして高い放射能汚染を強いられた福島県に入り、その放射線量を果敢に撮影し、それを放送した“「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2カ月」”が、今年のJCJ大賞に輝いた。

http://jcj-daily.sakura.ne.jp/jcjsho11.htm

 
 それを受賞したときの、七沢氏の受賞時のあいさつがここでみることができる。

 http://www.ustream.tv/recorded/16609476/highlight/196646

 テレビは、真実を伝える時大きな「武器」になれる。しかし体制のプロパガンダと化した時も、同じように大きな「武器」になる。

 今は圧倒的に後者が強い。後者の「武器」の中には、ゴールデンタイムにこれでもかこれでもかと流されるバカ番組も入る。それらは、愚民化政策というものだ。

コメント
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