浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

冤罪はいつでも起こる!!

2012-10-18 20:46:46 | 日記
 パソコンにウィルスを忍び込ませて、そのパソコンを経由して犯罪的なメールを送る。そのパソコンの所有者が、身に覚えのないメールを送ったとして警察に逮捕され、「自白」した。

 だが、それを行ったのはウィルスを忍び込ませた第三者。

 逮捕された人はもちろん当初否認したが、しかし取り調べの中で「自白」した。密室の取り調べは冤罪をつくる!と、何度指摘しても、警察や検察はそれを改めない。

 謝ればすむという問題ではない!!

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/80ef55b1dee2ffe924df3a33abcc7413
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【本】熊本日々新聞社『検証・ハンセン病史』(河出書房新社)

2012-10-18 20:35:03 | 日記
 ハードカバーの立派な本だ。内容もすばらしい。熊本の新聞社であるから、熊本中心に書かれているが、日本におけるハンセン病の歴史をきちんとたどることができる。

 この本は、浜松市立図書館から借りた。浜松市立図書館には、ハンセン病関係の本が多く所蔵されている。おそらくあまり読まれることはないだろうが、こういう本をきちんと所蔵しておくという図書館関係者の見識は十分に評価されるべきだ。

 私はこの本を読みながら、なぜ今までハンセン病の問題を考えてこなかったのかと自省することしきりである。とくに2001年の熊本地裁でのハンセン病国賠訴訟における勝訴の記事は圧巻である。

 私も、勝訴の喜びを分かち合いたかった。


 近代日本において、療養所というところに強制的に隔離し、患者たちをきわめて貧しい環境に追い込み、ひたすら患者たちの「死」を待ち続けたとしかいえない、日本国家のハンセン病政策。

 昨日、駿河療養所の人たちがハンストを計画しているという記事があった。もと患者たちは高齢である。と同時に人数も減っている。日本政府は療養所の人員を削減し、介護などに支障がでているという。

 日本政府は、人権侵害の限りを尽くしてきたのであるから、もと患者たちの人生をきちんと保障すべきだ。


 
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