浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『静岡新聞』って、こういう新聞

2019-02-15 23:06:11 | メディア
 『静岡新聞』って、こういう新聞なのです。「論壇」には、ずっと昔から保守中の保守の人間に書かせていたのです。この点については、暇になったら書きます。

福島瑞穂氏めぐり静岡新聞が訂正・謝罪 コラムで「実妹が北朝鮮に生存」→「事実でなかった」

 『静岡新聞』は、社自身も保守的な志向を持ち続けている会社です。
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外食

2019-02-15 08:58:19 | その他
 あまり外食はしない。別に以下のような理由があるわけではない。

 学生時代、飲食店でバイトをしていた。その内部を知ったとき、これはここでは食べられないな、と思った。時々、店のものを食べることはあったが、皿やカップなどは、もう一度洗って使った。決して清潔ではなかったから。熱を加えたものはよかったが・・・

 昨日の「天声人語」(一部)。

現代なら、もっと簡単だ。お店の裏側でアルバイトらが動画を自分で撮り、SNSでネットに流す例が相次いでいる▼回転ずし店では、ゴミ箱に捨てた魚をまな板に戻す様子が。カラオケ店では、唐揚げを床にすりつける様子が。コンビニでは、ペットボトルのふたをなめる様子が。度が過ぎた悪ふざけである。「バイトテロ」とも呼ばれているらしい▼いつも行く店では、まさかそんなことはないと思いたい。しかし考えてみれば、口に入れるまでいかに多くの人の手を通り、会ったこともない人たちを信じ切って暮らしていることか。
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安倍首相のウソを冷静に考えよう

2019-02-15 08:35:43 | 政治
安倍首相「自衛隊募集に6割以上の自治体が協力拒否」は嘘、本当は9割が協力していた! でも安倍は嘘認めず逆ギレ

【追記あり】「自衛隊員募集に自治体の9割が協力していた」という事実の示す大きな問題


https://twitter.com/tanutinn/status/1095957855214030848
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【本】松沢裕作『生きづらい明治社会』

2019-02-15 08:11:38 | 
 とてもよい本だ。
 
第1章 突然景気が悪くなる
 ここでは、松方正義による強烈なデフレ政策で多くの農民が土地を失い小作人になったり、都会に出て都市下層階級を構成するようになった。政策により、突然景気が悪くなり、庶民が貧困のどん底に落とされる。
 現在の経済政策を思い起こさせる話である。

第2章 その日暮らしの人びと
 ここでは都市に住む貧困層の生活に思いを馳せる。
 この項目も、現代社会を想起させる。

第3章 貧困者への冷たい視線
 ここでは、貧困者への生活を保護する制度がほとんどなかったことを示す。現代社会はその方向へと歩を進めている。

第4章 小さな政府と努力する人びと
 ここでは、政府は軍備などにばかり予算を振り向け、人びとの生活安定のためにカネをつかわない。そういう状況の中、人びとは「努力すれば何とかなる」などという自己責任論のままに、貧困の中で生を始め生を終わる。無情な政府のあり方を示す。
 ここも現代を浮かび上がらせる。

第5章 戦争する人びと
 日清、日露を始め、近代日本は戦争に明け暮れた。その戦争費用を生み出すために、庶民には重税が課された。そのなかで人びとは何とか良い暮らしをと、「立身出世」をめざした。
 今も、軍事費に多額の予算があてられ、人々には重税が課される。同じだね。

第6章 「家」に働かされる
 明治時代、いや戦前社会は、「家」制度があり、人びとはその「家」に支配された。そのなかで女性がもっとも苦しめられた。その姿を描く。
 現代の女性は、明治の頃よりもよくなったが、女性差別はなくなっていない。

第7章 暴れる若い男性たち
 そういうヒドイ時代、若者は暴れた。しかし暴れたのは若者ばかり。歳を重ねていく中で、諦め、「通俗道徳」のなかに入っていく。

 現代は、生きづらい明治社会へと進んでいることを暗に示す。本書の副題に「不安と競争の時代」とある。今は、そういう時代になっている。

 私たちは歴史を蓄積してきたはずだ。にもかかわらず「生きづらい」社会へと回帰しようとしている。何とか変えなければならない、というのが、松沢氏の主張である。

 よい本だ。

    
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