久しぶりに書評を読んで本を注文した。その本、『建国神話の社会史』(古川隆久、中央公論新社)がたった今届いた。
最初だけでも少し読んでおこうと思い読み始めたところ、5ページ目を読んでいて凍り付いた。
第一行目である。
「さて、「天壌無窮」とは、平安時代の720(養老4)年に成立した『日本書紀』の「巻第二神代下」、つまり神話を記した部分の・・・・」
720年は、言うまでもなく「奈良時代」である。小学生でもわかる間違いをこのように平然と書かれていることに、私は驚くと同時にガッカリした。
著者が間違って書いたにしても(書こうとする事項に直接関わらないことについて、ものすごく単純な間違いを書いてしまうことは私にもある)、当然著者の原稿を、中央公論新社の編集者がチェックしているはずである。それで見逃したとするなら、編集者の能力が低下している、といってもよいだろう。
最近、岩波書店が刊行している本のなかには、間違った記述を平然と載せているものもある。
どこの出版社も、編集の能力が低下しているといってよいだろう。
最初だけでも少し読んでおこうと思い読み始めたところ、5ページ目を読んでいて凍り付いた。
第一行目である。
「さて、「天壌無窮」とは、平安時代の720(養老4)年に成立した『日本書紀』の「巻第二神代下」、つまり神話を記した部分の・・・・」
720年は、言うまでもなく「奈良時代」である。小学生でもわかる間違いをこのように平然と書かれていることに、私は驚くと同時にガッカリした。
著者が間違って書いたにしても(書こうとする事項に直接関わらないことについて、ものすごく単純な間違いを書いてしまうことは私にもある)、当然著者の原稿を、中央公論新社の編集者がチェックしているはずである。それで見逃したとするなら、編集者の能力が低下している、といってもよいだろう。
最近、岩波書店が刊行している本のなかには、間違った記述を平然と載せているものもある。
どこの出版社も、編集の能力が低下しているといってよいだろう。