浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

政府の施策は、企業や友だちへの財政支出

2022-01-11 18:07:17 | 政治

まずこれ。

マイナンバー事業費、2.6倍の1655億円超に膨張 異例の契約変更数と増額規模

 そしてこの策謀。これについての記事は、産経新聞がよい。なぜなら、この記事は、「経済・産業・ビジネス」の項目に入っているからだ。

デジタル庁、教育デジタル化の工程表発表 個人の生涯学習データを一元管理

あるある記事の中に、これこれ。

「民間事業者は匿名化したビッグデータを使って、教材の開発などのビジネスにつなげることもできる。」「収集する教育データは、学習履歴や在籍校、出欠状況といった児童生徒の個人情報のほか、教職員の勤続年数、各学校の児童生徒数などが含まれる。匿名化してビッグデータとして利用すれば、新たな教材や指導方法の開発などのビジネスにもつながる。」

 何としてでも、企業にカネをばらまきたいのである。

 

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【本】春名幹男『ロッキード疑獄』(KADOKAWA)

2022-01-11 17:42:58 | 

 副題が「角栄を葬り巨悪を逃す」とある。

 本書は三部構成、第一部は「追い詰められる角栄」、第二部は「なぜ田中を葬ったのか」、第三部は「巨悪の正体」。

 第三部から読みはじめた。角栄は「葬り」去られたが、いったい誰を「逃す」ことになったのか。

 逃れることができたのは、要するに中曽根康弘、岸信介なのである。彼らは、ナショナリストのような顔をして、アメリカとの関係の中で利権を貪る人々であったということだ。児玉誉士夫も「右翼」とされながらも、同じように、アメリカのために動き、多額のカネを得ていた。その姿が記される。

 その多額のカネは、アメリカから輸入される軍用機の価格に上乗せされるのだ。つまりは税金、その額は億を超える。

 551頁には、もと陸軍中将であった河辺虎四郎(陸軍参謀次長)が、戦争直後アメリカ軍の参謀第二部(G2)のウィロビー少将の情報活動を助けていたことが記されている。国民に向けては「米英撃滅」、戦争が終わるとその米軍に協力、そういう輩が戦争を推進した。

 第二部をこのあと読むつもりである。

 

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