Netflixの「新聞記者」、日本のテレビドラマとしてはよくできていると思った。
そして北原みのりさんの評を読んだ。なるほど、である。たしかに韓国のドラマは、女性がひとりの独立した人間として生きている。誰かの妻であっても、誰かの恋人であっても・・・・
この「新聞記者」では、描かれる女性は、妻として、家庭の主婦として生きている。
これからの表現活動は、ジェンダー視点なくして描かれるべきではないと思った。
北原さんの評価に教えられた。
Netflixの「新聞記者」、日本のテレビドラマとしてはよくできていると思った。
そして北原みのりさんの評を読んだ。なるほど、である。たしかに韓国のドラマは、女性がひとりの独立した人間として生きている。誰かの妻であっても、誰かの恋人であっても・・・・
この「新聞記者」では、描かれる女性は、妻として、家庭の主婦として生きている。
これからの表現活動は、ジェンダー視点なくして描かれるべきではないと思った。
北原さんの評価に教えられた。
わが家はBSも、デジタル放送も見られない。見られない、ではなく、見る価値がないと思っているから、それらの電波をうける受信設備がない。新聞のテレビ欄をちらっと見るときもあるが、くだらない番組がどこの局でも並んでいる。よくもまあ、低劣なものばかり並べるものだとつくづくと思う。放送の低劣さが政治の低劣さをつくりだしているのではないかと思う。
さて、昨日・今日、Netflixで「新聞記者」を見た。全六回である。映画の「新聞記者」も見たが、Netflix版のほうがよいと思った。主演は、米倉涼子である。
わが家は以前からNetflixを見られるようにしている。日本のテレビはつまらないが、韓国のドラマはとても面白い。韓国ドラマは日本のそれよりずっと質が高いと思う。主に家人が見ているが、私も時々見ている。
Netflixで「新聞記者」の放映が始まったというので、昨日今日と二日間で見終わった。なかなかの迫力である。背景にあるのは、アベ政権下におきた数々の不祥事、森友問題、東京五輪、山口敬之の逮捕を免れた事件など、それらがフィクションのなかにちりばめられている。同時にコロナ禍におきた就職内定取消し問題や、タレントの政治批判に対する政治的な封じ込めの動き、官邸や内調の卑劣な行動、オリンピック招致のウソなど・・・
まさに安倍政権下の日本の暗黒が描かれている。
その暗黒のなか、官邸の不当な指示の下で苦しみながら、みずからの良心とせめぎ合う人間、権力の不当な圧力に抗する人間が描かれていた。
こういうドラマは、地上波ではぜったいに放映されないだろう。それが日本のメディア状況だ。
素晴らしい、感動的なドラマである。多くの人にみてもらいたい。
なお、これ、外国でも評判が高いそうだ。日本の暗黒が、世界にも知られていくだろう。
その通り、私たちは暗黒政治の下に生きているのです!