浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「すべての経営者の隣に・・・」

2022-01-07 20:35:05 | 社会

 連合が、1月5日、新年交歓会を開いた。挨拶したのは、芳野会長、「岸田文雄内閣総理大臣、後藤茂之厚生労働大臣、日本経済団体連合会を代表して大橋徹二副会長」であった。国民民主の玉木、立憲民主の泉の挨拶はなし。

 「~すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」へ~」と謳っているが、「経営者のそばにいる存在へ」へと立場を明確にしたように思う。

 それはしかし当然であって、連合結成を主導したのは旧同盟系をはじめとした右派労働組合の連中であった。彼らは、労働者の権利を守ろうとして活動していた労働組合に敵対し、経営者と一体となってインフォーマル組織、第二組合をつくり、闘う労働組合をつぶしてきた。いつかその経緯をこのブログ上で明らかにしていこうと思っている。

 連合は、通常いうところの労働組合ではない。連合傘下の労働組合の幹部人事は、企業の総務部や人事部が取り仕切っていて、企業の一内部組織としかいいようがない。

 連合は、労働運動をさせないための組織なのだ。

 

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ジャーナリストの死

2022-01-07 20:19:32 | メディア

 今月号の『Journalism』に、外岡秀俊さんの「「敗因」から探る新聞の未来 縮小か、大胆なDXsw再生か」が載せられている。外岡さんは『Journalism』誌にしばしば書いている。いつも鋭く知的な内容を持つものだった。

 今月号の外岡さんの文は、いつもの鋭さがないなあと思った。

 私はこういう雑誌を読むとき、読み終わると目次に印をつけていく。二重丸、丸、そして×。×は読む価値がないとするものだ。丸や×をつけない場合は、内容的には鋭い問題提起などがないと判断したものだ。

 今月号の外岡さんの文を読んで、目次には何もつけなかった。

 そして今日、外岡さんが12月に亡くなっていたことが報じられた。68歳であった。惜しい人が亡くなられたという気持ちが強い。外岡さんの本をいくつか読んでいるから。

 一昨年から、訃報が多くなっている。寂しい限りである。

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治外法権 在日米軍

2022-01-07 08:39:31 | 政治

 米軍兵士は、パスポートも持たずに日本に入国できる。米軍兵士に国境はない。米国から出発し、日本の米軍基地に到着すれば、基地から日本への「入国」は自由である。したがって、日本政府は日本国内に米軍兵士が何人いるのかわからない。

 その米軍兵士が、日本国内にオミクロン株をまき散らしているのだ。

 昨日の『東京新聞』一面トップは、「在日米軍の感染 全国で止まらず」である。

 学校の日本史では、幕末に締結した不平等条約を近代国家はどのように克服していったかを学ぶ。治外法権を認め、関税自主権を放棄したというあの条約のことである。

 しかし戦後日本は、アメリカに対してもっとひどい不平等条約を結んでいる。日米安全保障条約であり、それに附随する日米地位協定である。

 日本人はこの異常な状態を異常とは感じていない。米軍基地があるところ、自治体には多くのカネが政府から流される。カネに目が眩んだ自治体や人々が、平和とか独立とか、国家主権とか、そういう理念には無頓着で、日々の生活が潤沢なカネで充たされればそれでよしとしているのだ。

 理念で動く人は、ほんの少ししかいない。

 オミクロン株の蔓延の原因は、明らかに米軍基地がある。沖縄県や山口県にその感染者が多いことがその証拠である。

 仕方がない、と人々は生きていくのである。

 

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河瀬直美 安倍昭恵 NHK 

2022-01-07 08:06:29 | 社会

NHKで河瀬直美監督「五輪を招致し喜んだのは私たち」発言に批判殺到! 番組は「五輪反対デモは金で動員」と印象操作

 
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