連合が、1月5日、新年交歓会を開いた。挨拶したのは、芳野会長、「岸田文雄内閣総理大臣、後藤茂之厚生労働大臣、日本経済団体連合会を代表して大橋徹二副会長」であった。国民民主の玉木、立憲民主の泉の挨拶はなし。
「~すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」へ~」と謳っているが、「経営者のそばにいる存在へ」へと立場を明確にしたように思う。
それはしかし当然であって、連合結成を主導したのは旧同盟系をはじめとした右派労働組合の連中であった。彼らは、労働者の権利を守ろうとして活動していた労働組合に敵対し、経営者と一体となってインフォーマル組織、第二組合をつくり、闘う労働組合をつぶしてきた。いつかその経緯をこのブログ上で明らかにしていこうと思っている。
連合は、通常いうところの労働組合ではない。連合傘下の労働組合の幹部人事は、企業の総務部や人事部が取り仕切っていて、企業の一内部組織としかいいようがない。
連合は、労働運動をさせないための組織なのだ。