浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

カネ、カネ、カネ・・・・

2014-06-02 06:55:47 | 社会
 今日の『朝日新聞』の記事(一部)である。「社会福祉法人」とは、。公共性が高く、カネ儲けを目的にしない「非営利団体」である。しかし、決してそうではない。時々「社会福祉法人」の犯罪が報道されるように、実際はカネ儲けに奔走する実態がある。「社会福祉法人」が金儲けに走るということは、福祉予算が不当につかわれるということでもある。

 ボクも「高齢化社会」が議論され始めてから、土地持ちの某家がにわかに福祉事業に乗り出していった光景を目にしている。カネ儲けができるなら、いかなる事業にも進出していく、というわけだ。

 そうしたカネ儲けに奔走する「社会福祉法人」に対しては監視の目を光らせなければならないにもかかわらず、自治体は公務員の数を減らし、あまつさえ福祉関係には勤労意欲のない職員をまわす、という実態がある。

 性善説に立つボクも、こうした実態を知れば知るほど、性善説は正しいのかと疑問に思ってしまう。

 いずれにしても、カネのある人はカネ儲けに走り、カネのない人は働いても働いてもふつうの生活すらできない。政治(行政)というものがいかに無能力であるのかを嘆くしかない。非力。


(報われぬ国 負担増の先に)社福、親族企業に利益 行政、監視不十分

2014年6月2日05時00分

特別養護老人ホームや保育園などを運営する社会福祉法人(社福)の一部が、理事長ら幹部の親族企業に建物管理などの仕事を優先して回していることがわかった。社福はお金もうけを目的にしてはいけないことになっており、本来は複数の企業を競わせる「入札」をして適正に取引先を選ばなければいけない。だが、こうした手続きが取られずに「ファミリー企業」にお金が流れ、自治体も監視できていない。

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