毎日、毎日、畑に行く。毎日1~2時間、からだを動かす。種まき、水遣り、除草・・・何かしら仕事がある。
ここ数日、ズッキーニを収穫している。全部で七本、そのうち四本は種から栽培したものだ。多くの苗ができ、周辺の人たちに苗をあげた。だから同じ頃から収穫が始まっている。ズッキーニは朝受粉させなければならない。隣の畑を耕作している人がそれをやってくれる。ギブアンドテイクだ。キャベツをもらう、カボチャの苗をあげる、・・・・・・相互の「贈与」の関係、「互酬 reciprocityである。
まさにヨコの関係である。こういう人間関係は心地が良い。ヨコの関係であるから、相互扶助でもある。
しかし職場や地域などでは、どうしてもタテの関係がはいってくる。人間は承認されたいという欲求がある。それもより多くの人から承認されたいという欲求をもっている。
残念ながら、ボクはある種の世捨て人的な人生を生きているので、そうした欲求はない。だから農作業をしているときが、もっとも心地よい。
しかし時に、人々が集まるところに参加することがある。そうすると、そこにはどうしても、他人より「上」になりたい、という人がいる。そういう人は、他人を「手段」としてつかうことがある。そうしないと「上」にはいけないということもあろう。
ボクはカントの人格そのものを目的として尊重する(「汝の人格においても、あらゆる他者の人格においても、人間性を単なる手段としてではなく、つねに同時に目的として扱うように行為せよ」)は正しいと思うし、まさに「当為」sollenとして認識している。
だから、時にボク自身が「手段」として扱われることがあれば、ボクはその人間から離れる。ある会でそうされたことがあり、その後ボクはその会に一度も出ていない。
またこちらから聞きもしないのに、自慢する人がいる。これはボクが手段としてあつかわれているわけではないから、仕方がないから我慢して聞いてあげる。でも、ボクはそういうとき、ある種の哀れみをもってその人を見てしまう。おそらくもっとも承認してほしい人に承認されないので、ボク如きの人間に自慢するのだ。
「能ある鷹は爪を隠す」というが、それは本当だ。今までいろいろな人とつきあってきたが、有能な人は奢らない、とても謙虚だし、余裕がある。自ら自慢することはない。別に自ら自慢しなくても、その人の能力や識見は自然に承認されるのである。
ところで、「目的として」つきあった人がいつのまにか遠のいてしまうというのは、さびしい。
ここ数日、ズッキーニを収穫している。全部で七本、そのうち四本は種から栽培したものだ。多くの苗ができ、周辺の人たちに苗をあげた。だから同じ頃から収穫が始まっている。ズッキーニは朝受粉させなければならない。隣の畑を耕作している人がそれをやってくれる。ギブアンドテイクだ。キャベツをもらう、カボチャの苗をあげる、・・・・・・相互の「贈与」の関係、「互酬 reciprocityである。
まさにヨコの関係である。こういう人間関係は心地が良い。ヨコの関係であるから、相互扶助でもある。
しかし職場や地域などでは、どうしてもタテの関係がはいってくる。人間は承認されたいという欲求がある。それもより多くの人から承認されたいという欲求をもっている。
残念ながら、ボクはある種の世捨て人的な人生を生きているので、そうした欲求はない。だから農作業をしているときが、もっとも心地よい。
しかし時に、人々が集まるところに参加することがある。そうすると、そこにはどうしても、他人より「上」になりたい、という人がいる。そういう人は、他人を「手段」としてつかうことがある。そうしないと「上」にはいけないということもあろう。
ボクはカントの人格そのものを目的として尊重する(「汝の人格においても、あらゆる他者の人格においても、人間性を単なる手段としてではなく、つねに同時に目的として扱うように行為せよ」)は正しいと思うし、まさに「当為」sollenとして認識している。
だから、時にボク自身が「手段」として扱われることがあれば、ボクはその人間から離れる。ある会でそうされたことがあり、その後ボクはその会に一度も出ていない。
またこちらから聞きもしないのに、自慢する人がいる。これはボクが手段としてあつかわれているわけではないから、仕方がないから我慢して聞いてあげる。でも、ボクはそういうとき、ある種の哀れみをもってその人を見てしまう。おそらくもっとも承認してほしい人に承認されないので、ボク如きの人間に自慢するのだ。
「能ある鷹は爪を隠す」というが、それは本当だ。今までいろいろな人とつきあってきたが、有能な人は奢らない、とても謙虚だし、余裕がある。自ら自慢することはない。別に自ら自慢しなくても、その人の能力や識見は自然に承認されるのである。
ところで、「目的として」つきあった人がいつのまにか遠のいてしまうというのは、さびしい。