地域が衰退している、そういう状況が見える。だが、そういう地域ばかりではない。衰退せずにがんばっている地域、一度衰退したがもう一度盛り返した地域、いろいろある。政府が地方切り捨て政策を推進しているが故に、政府の切り捨て政策に流されたまま衰退しているところがあれば、そうではなく、それに抗して自立的な政策を対置して、衰退を食い止めているところがある。
今、地方は、がんばりどころだ。
この本には、頑張っているところが紹介されている。頑張っているところは、共通して、政府の言うがままになっていないところだ。自立的な動きをしているところが、衰退を食い止めている。
さて、この本の内容は、それぞれの章のテーマを並べればよくわかる。
第一章 なぜ、地域再生なのか
第二章 人権が保障された地域をつくる
第三章 地場産業で生活できる地域をつくる
第四章 自然と共生し、持続可能な地域をつくる
第五章 ヨコ並びでない地域をつくる
第六章 住民の意思で地域をつくる
第七章 地域再生に向けて
それぞれの内容が、具体的な地域の実例をあげながら説明されている。
地域はそれぞれ異なる条件をもつ。だから地域を考えていくこと、地域の再生をすすめるということは、個性的な動きをしなければならないということだ。そしてその主体は、そこに住む住民でなければならない。
ボクも、地域の仕事の一部分を担っているが、「上から」仕事が下ろされてくるので、いつも腹を立てている。地域をつくるということは、住民が自主的に考え、動いていくのでなければならない。地域住民を何らかの行政目的の手段とするようなあり方は、はっきりと排除しなければならない。
人を、手段としてではなく、目的としなければならない。カントではないが、「各人がそれぞれ自律的な人格を手段ではなく目的として尊重する」なかでこそ、自立的・自律的な動きが可能になるのだ。
今、地方は、がんばりどころだ。
この本には、頑張っているところが紹介されている。頑張っているところは、共通して、政府の言うがままになっていないところだ。自立的な動きをしているところが、衰退を食い止めている。
さて、この本の内容は、それぞれの章のテーマを並べればよくわかる。
第一章 なぜ、地域再生なのか
第二章 人権が保障された地域をつくる
第三章 地場産業で生活できる地域をつくる
第四章 自然と共生し、持続可能な地域をつくる
第五章 ヨコ並びでない地域をつくる
第六章 住民の意思で地域をつくる
第七章 地域再生に向けて
それぞれの内容が、具体的な地域の実例をあげながら説明されている。
地域はそれぞれ異なる条件をもつ。だから地域を考えていくこと、地域の再生をすすめるということは、個性的な動きをしなければならないということだ。そしてその主体は、そこに住む住民でなければならない。
ボクも、地域の仕事の一部分を担っているが、「上から」仕事が下ろされてくるので、いつも腹を立てている。地域をつくるということは、住民が自主的に考え、動いていくのでなければならない。地域住民を何らかの行政目的の手段とするようなあり方は、はっきりと排除しなければならない。
人を、手段としてではなく、目的としなければならない。カントではないが、「各人がそれぞれ自律的な人格を手段ではなく目的として尊重する」なかでこそ、自立的・自律的な動きが可能になるのだ。