窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

姫路城1

2008年07月28日 | 史跡めぐり


 7月19日、30年来の宿願だった姫路城をついに訪れました。長年何かのついでに訪れようと思いつつ、なかなか神戸以西に行く機会に恵まれませんでした(九州になると飛行機になってしまいます)。というわけでこの三連休の旅行は姫路城が最大の目的だったのです。暑い季節に姫山を登るわけですからある程度覚悟はしていましたが、想像以上に大変でした。僕の趣味に付き合わされた家族には申し訳ないことをしたかな、と思います。

1.菱の門

二の丸の入口にある、安土桃山時代の建築様式を残した非常に美しい櫓門です。時代劇でもしばしば登場するのでご存知の方も多いのではないかと思います。



 冒頭の姫路城天守の写真はこの菱の門をくぐり、二の丸に入ったところから撮影したものですが、ご覧のとおり既に天守はすぐ近くに見えます。ところが、姫路城はここから大天守にたどり着くまでの通路が実に迷路のように入り組んでおり、いくつもの門を潜り抜けなければなりません。インドのアグラ・フォートもそうでしたが、姫路城は外観の壮麗さとは裏腹に実戦を想定して造られているため構造が非常に複雑です。曲がりくねった通路は門と塀に囲まれ、塀には無数の狭間があり、攻め込んだら四方八方から狙い撃ちでしょう。実際、銃眼の一つを覗いてみましたが、ちょうど門の入口を直線で結ぶようにできており矢でも火縄銃でもここから撃てば特に狙いを定めることなく門を突破する敵を攻撃することができるようになっていました。



2.乾小天守



 姫路城といえば大天守と東・西・乾3つの小天守を渡櫓で結んだ環立式の縄張りが愛媛の松山城などと並んで有名です。その3つの小天守うち最も大きい乾小天守の真下まで来ました。小天守といっても外観3層、地下1階、地上3階と全国にある江戸時代初期に建てられた多くの天守並みの大きさです。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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