福岡から羽田に到着し、そのまま秩父宮ラグビー場へ。1月31日はトップリーグのプレーオフ決勝、「東芝vs三洋電機」の試合でした。
トップリーグチャンピオンを決める試合とあって、場内は「早慶戦」を思わせるような超満員でした。日本のラグビーも常にこれくらいの観衆で埋まる日がいつかくるでしょうか?
試合は序盤から東芝のペース。三洋電機はいつもの堅いディフェンスこそ健在だったものの、オフェンス、特にFW陣にいつもの迫力がありませんでした。
スクラムは押され、ブレイクダウンも東芝にめくり上げられ...。東芝の激しさを褒めるべきなのかもしれませんが、インフルエンザなどで主力選手を何人か欠いていたとはいえ三洋らしからぬ防戦一方の展開が続きました。
前半は東芝が2回のペナルティゴールを決め、6VS0で折り返しました。
後半に入っても三洋電機は常に自陣でのプレーを強いられました。地域を戻そうにも肝心なところでダイレクトタッチとなるなど、要所要所でミスが出たのは残念でした。
後半30分過ぎ、ようやく三洋の猛攻を開始。東芝がゴール前に釘付けになる場面が続き、会場を盛り上げましたが、再三に渡るラインアウトからのモールも押し切れず。コラプシングの繰り返しでシンビンを出した場面もあったとはいえ、東芝のディフェンスの集中力は見事でした。
結局、両チーム共ノートライ。前半のペナルティによる6点を守り切った東芝が二年連続のトップリーグチャンピオンに輝きました。去年も4トライ以上の差を跳ね返してリーグ戦トップ通過、そしてプレーオフも制覇とここ一番の強さを見せた東芝でしたが、今年もリーグ戦3位ながら2位のサントリー、そして全勝の三洋電機を破り、堂々のチャンピオンとなりました。
対照的に三洋電機は3年前まで言われ続けたここ一番の弱さが出てしまったようです。しかし、三洋電機とサントリーの2強で推移した2009年のトップリーグに東芝が加わったことで、日本選手権がより楽しみになりました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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