
大型資料展示室には、潜航艇、魚雷、戦闘機などの実物が展示されています。以前行った、知覧特攻平和会館は館内撮影不可でしたが、こちらは撮影できます。
上の写真は世界初の有翼潜航艇「海龍」。水中を飛行機のように翼を使って自由に潜航・浮上する事を目指し、呉海軍工廠などで潜航実験や研究・開発が行われた小型潜水艦で操縦装置も飛行機と同じものが使われていました。写真は後期量産型ですが、艇首に600kgsの炸薬を装備し、両脇に抱えた魚雷を発射後、目標艦艇に突入する「水中特攻兵器」となっていました。

俗に人間魚雷と呼ばれる、「回天」十型。十型は実戦投入されることはありませんでしたが、九三式酸素魚雷を用いた一型は420基が製造され、搭乗員だけで100名以上の戦没者を出しました。

零式艦上戦闘機六二型。六二型は零戦の最終量産型となった機。五二型丙・五三型の胴体下に250kg爆弾の懸吊架を設けた戦闘爆撃機型であり、水平尾翼の内部構造強化や胴体下面の外板厚増加が施されました。
<おわり>
呉市海事歴史科学館
広島県呉市宝町5-20
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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