6月17日、春の東日本社会人チャンピオンを決める、PEARL BOWL決勝へ行ってきました。自分でも意外なのですが、観戦は実に6年ぶりだったようです。
対戦は昨年のXリーグを制した富士通フロンティアーズを準決勝で下した、オービック・シーガルズとJAPAN X BOWLで富士通に敗れ準優勝だったIBMビッグブルーの対戦でした。オービックは三連覇、一方のIBMは2016年以来の優勝を狙います。
試合は1Q開始早々からIBMに痛恨のミスが。キックオフリターンの後、自陣15ヤード付近でのIBMのセカンドダウン。ところが、スナップが逸れ、ボールを7ヤード付近でオービック三井選手に抑えられ攻守交替。いきなり絶体絶命のピンチを迎えると、いとも簡単にオービックはハワード選手から木下選手へのパスを決め、先制のタッチダウン。ゴールも決まり、0vs7。しかし、その後はIBMもよく粘り、1Qはこの得点のみでした。
2Q、6分4秒。オービックはハワード選手から前田選手へ60ヤードものロングパスなどで敵陣20ヤード付近まで攻め込むと、星野選手が38ヤードのフィールドゴールを決めて追加点。0vs10。
一方、IBMも9分28秒にパスインターフェアの反則から佐藤選手が44ヤードのフィールドゴールを決めて3点を返します。3vs10。
しかし9分50秒。ハワード選手からまたも木下選手へ、今度は約40ヤードのロングパス。そのまま30ヤード近くを走り切ってタッチダウン。オービックは反則による罰退で確か残り25ヤードぐらい残っていたため、パスで来ることは分かっていただけに、ビッグプレーでした。反則をあっという間に帳消しにし、前半を3vs17で折り返します。
今年のハーフタイムは、女流変面師、藩彩華さんによる変面ショーと、恒例の東日本Xリーグチアリーダーズによる、チアリーディングショーでした。
3Q、7分2秒。IBMはじりじりとオービック陣深く攻め込むと、最後は政本選手から前田選手への6ヤードのパスが通り、ようやくタッチダウンを挙げます。しかし、その後のゴールキックを仲里選手にブロックされ失敗。
すると直後の7分25秒。ハワード選手のパスをIBM陣30ヤード付近で木下選手がキャッチすると、そのまま70ヤードを走り切ってタッチダウン。それにしても、長年オービックを引っ張ってきた34歳のベテラン、木下選手には脱帽です。これで大勢が決した感じでした。9vs24。
4Q。開始早々にIBM政本選手が5ヤードのランでタッチダウン。大きくリードを許しているIBMはここで2ポイントコンバージョンを狙いますが、パスをビーティー選手にカットされ、失敗。15vs24。
その後、オービックの李選手がIMB陣34ヤード付近から大きくゲインし、5ヤード付近まで持ち込みます。そして3分16秒、再び李選手にボールが渡り、タッチダウン。ゴールも決まり、15vs31。
オービックDFはIBMの再三の攻撃を見事にしのぎ、そのまま15vs31でオービック・シーガルズがパールボウル三連覇を達成しました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした