都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
大琳派展@東博、続報(関連講演会、書籍など。)
表裏に図版の掲載されたチラシも華やかです。先日、拙ブログでもお伝えした東博の大琳派展ですが、公式HPに関連講演会などの情報が追記されています。以下、最近になって公開された展示情報を抜き出してみました。
大琳派展@東京国立博物館(10/7~11/16)
大琳派展(東博)、公式サイトオープン
1.前売ペアチケット発売
二枚で2000円の前売ペアチケットが先日6日より発売されています。これは一般(1500円)の二枚分よりも1000円、また前売(1300円)と比べても600円は安いというお得な割引チケットです。東博ということで年間パスをお持ちの方も多いかとは思いますが、展示替えも予定されているので、全部を堪能するために前もってこれを購入しておくのも一つの手ではないでしょうか。ちなみにこのペアチケットは、一人で2度観覧するのに使うことも可能です。かなり便利です。
2.記念座談会、及び連続講座「琳派芸術の基底」
展示にあわせての講演会、もしくは連続講座が企画されています。ともに有料なのでやや敷居の高いところではありますが、関心のある方は参加してみては如何でしょう。私も講座を申し込みするつもりです。
・記念座談会「琳派の美を語る」
出演:坂東玉三郎、細見良行(細見美術館館長)、田沢裕賀(東博絵画、彫刻室長)
日時:10/29(水) 13:00~
会場:東博平成館大講堂
入場料:未定。9月中旬よりぴあにて発売。
・連続講座「琳派芸術の基底」(全5講)
会場:東博平成館大講堂
定員:380名
受講料:1000円(初日に会場での支払い。)
申し込み方法:往復はがきにて。
日時、講座内容:
10/11(土)「継承の美 光琳の果たした役割」 田沢裕賀(東博絵画、彫刻室長)
10/12(日)「琳派の誕生」 中部義隆(大和文華館学芸部次長)
「描くことと作ること 琳派の工芸」 竹内奈美子(東博主任研究員)
10/13(月・祝) 「酒井抱一と江戸文化」 岡野智子(細見美術館主任学芸員)
「総合討論」
3.其一の「群仙図屏風」の里帰り展示
半ば定番の感もあるこの手の大型企画展の成功は、普段、日本であまり紹介されない海外作品をどれだけ「里帰り」させるかにもかかっています。現在、ちらしなどで一番目につくその里帰り作は、ファインバーグ・コレクションよりの鈴木其一の「群仙図屏風」です。今回の展示は、風神雷神を宗達、光琳、抱一だけでなく、あえて其一の襖も並べるという例も挙げられるように、其一に相当注目が集まるのではないかと予想されますが、今作品の展観もそのような其一への風を新たに起こすものの一つとなるやもしれません。
4.「もっと知りたい」シリーズ(抱一、光琳、宗達)は9月下旬に3冊同時発売
かねてより刊行が告知されていた東京美術の「もっと知りたい」琳派三部作が、当初の予定(7月より一冊ずつの販売)より変更され、9月下旬に一括発売されることが決まりました。以下にそのチラシ画像を掲載しておきます。各々の代表作を艶やかに表紙に並べ、玉蟲氏や仲町氏などの重鎮が監修をつとめるという会心の一作です。これは期待出来そうです。
つい先日、残り約1週間となった「対決展」へ行ってきましたが、会場で最も混雑していたのは宗達と光琳の「風神雷神図屏風」の展示スペースでした。琳派の人気は非常に根強いものがあります。秋の東博は対決の熱気を上回るのかもしれません。
大琳派展@東京国立博物館(10/7~11/16)
大琳派展(東博)、公式サイトオープン
1.前売ペアチケット発売
二枚で2000円の前売ペアチケットが先日6日より発売されています。これは一般(1500円)の二枚分よりも1000円、また前売(1300円)と比べても600円は安いというお得な割引チケットです。東博ということで年間パスをお持ちの方も多いかとは思いますが、展示替えも予定されているので、全部を堪能するために前もってこれを購入しておくのも一つの手ではないでしょうか。ちなみにこのペアチケットは、一人で2度観覧するのに使うことも可能です。かなり便利です。
2.記念座談会、及び連続講座「琳派芸術の基底」
展示にあわせての講演会、もしくは連続講座が企画されています。ともに有料なのでやや敷居の高いところではありますが、関心のある方は参加してみては如何でしょう。私も講座を申し込みするつもりです。
・記念座談会「琳派の美を語る」
出演:坂東玉三郎、細見良行(細見美術館館長)、田沢裕賀(東博絵画、彫刻室長)
日時:10/29(水) 13:00~
会場:東博平成館大講堂
入場料:未定。9月中旬よりぴあにて発売。
・連続講座「琳派芸術の基底」(全5講)
会場:東博平成館大講堂
定員:380名
受講料:1000円(初日に会場での支払い。)
申し込み方法:往復はがきにて。
日時、講座内容:
10/11(土)「継承の美 光琳の果たした役割」 田沢裕賀(東博絵画、彫刻室長)
10/12(日)「琳派の誕生」 中部義隆(大和文華館学芸部次長)
「描くことと作ること 琳派の工芸」 竹内奈美子(東博主任研究員)
10/13(月・祝) 「酒井抱一と江戸文化」 岡野智子(細見美術館主任学芸員)
「総合討論」
3.其一の「群仙図屏風」の里帰り展示
半ば定番の感もあるこの手の大型企画展の成功は、普段、日本であまり紹介されない海外作品をどれだけ「里帰り」させるかにもかかっています。現在、ちらしなどで一番目につくその里帰り作は、ファインバーグ・コレクションよりの鈴木其一の「群仙図屏風」です。今回の展示は、風神雷神を宗達、光琳、抱一だけでなく、あえて其一の襖も並べるという例も挙げられるように、其一に相当注目が集まるのではないかと予想されますが、今作品の展観もそのような其一への風を新たに起こすものの一つとなるやもしれません。
4.「もっと知りたい」シリーズ(抱一、光琳、宗達)は9月下旬に3冊同時発売
かねてより刊行が告知されていた東京美術の「もっと知りたい」琳派三部作が、当初の予定(7月より一冊ずつの販売)より変更され、9月下旬に一括発売されることが決まりました。以下にそのチラシ画像を掲載しておきます。各々の代表作を艶やかに表紙に並べ、玉蟲氏や仲町氏などの重鎮が監修をつとめるという会心の一作です。これは期待出来そうです。
つい先日、残り約1週間となった「対決展」へ行ってきましたが、会場で最も混雑していたのは宗達と光琳の「風神雷神図屏風」の展示スペースでした。琳派の人気は非常に根強いものがあります。秋の東博は対決の熱気を上回るのかもしれません。
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