都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「日本のグラフィックデザイン2014」 東京ミッドタウン・デザインハブ
東京ミッドタウン・デザインハブ
「日本のグラフィックデザイン2014」
6/20-8/3
東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「日本のグラフィックデザイン2014」 を見て来ました。
日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織である公益社団法人「日本グラフィックデザイナー協会」(JAGDA)。1981年より発行している年鑑の本年度版を記念しての展覧会です。掲載作品から300点をピックアップ。ポスター他、商品・書籍パッケージなどを紹介します。
会場内、撮影が出来ました。
葛西薫「ヒロシマ・アピールズ」 第16回亀倉雄策賞
冒頭は受賞作品の紹介です。第16回亀倉雄策賞を受賞したのは葛西薫の「ヒロシマ・アピールズ」。広島国際文化財団などによる平和希求キャンペーンポスター。太い線で描かれた男性。ランニングを着ているのでしょうか。天を仰ぐ。シンプルながらも力強さが感じられます。
原研哉「HOUSE VISION 2013 TOKYO」 JAGDA賞
JAGDA賞は9名です。原研哉は新産業ビジョン展の空間構成「HOUSE VISION 2013 TOKYO」で受賞している。写真パネルでの紹介でした。
佐藤卓「21_21 DESIGN SIGHT デザインあ展」 JAGDA賞
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。昨年に21_21デザインサイトで開催された「デザインあ展」の佐藤卓もJAGDA賞です。インタラクティブな仕掛けも多かった展覧会。大変な人気を集めました。会期後半には入場待ちの列が出来たのも記憶に新しいところです。
石川竜太「越後亀紺屋 藤岡染工場」 JAGDA賞
染め物商品のパッケージです。こちらは石川竜太。寛延元年創業の老舗染物工場のためのデザイン。漢字のロゴタイプが存在感を放ちます。
植原亮輔「Every Little Thing ON 'N' ON」 JAGDA賞
JAGDA章ではEvery Little Thingのアーティストグッズなどもありました。植原亮輔の作品。文字はフリーハンドだそうです。
木村芳夫「蜂蜜」
さて今度はパッケージ類へ。食品パッケージの割合が高いかもしれません。そして文字デザインに魅惑的なものが多い。例えば愛媛は八幡浜のはちみつの瓶。木下芳夫です。「八」という文字を抜いたデザイン。どこか愛嬌さえ感じられます。
引地摩里子「和菓子」
また菊池和弘の醤油瓶も楽しい。他にはとらやの和菓子のパッケージ(引地摩麻里)も目を引きます。巳年の年賀用でしょうか。口を開いた白蛇がにゅるりととぐろをまいています。
近藤一弥「現代美術家の作品集」
グルスキー展の図録(近藤一弥)もありました。巷にあふれるデザイン。もちろん図録も例外ではありません。カミオカンデを全面に展開してのデザイン。一目でグルスキーと分かる。そういう意味でも希求力のあるデザインではあります。
ゲンママコト「米」
また全般的に和の紋様を活かしたデザインが多いのも特徴かもしれません。トレンドなのでしょうか。
「日本のグラフィックデザイン2014」会場風景
そして無数のポスター群が展示室を埋める。企業広告、商業施設や美術館のポスターがずらり。見たことあるものもちらほら。お気に入りの一枚を見つけるのはさほど難しくありません。
「日本のグラフィックデザイン2014」会場風景
会場はミッドタウンのオフィス棟5階のデザインハブ。サントリー美術館からも至近です。美術館へお出かけの際にでも立ち寄ってみては如何でしょうか。
「GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2014/六耀社」
入場は無料です。8月3日まで開催されています。
「日本のグラフィックデザイン2014」 東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:6月20日(金)~8月3日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~19:00
料金:無料。
場所:港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
交通:都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結。東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結。東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩3分。
「日本のグラフィックデザイン2014」
6/20-8/3
東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「日本のグラフィックデザイン2014」 を見て来ました。
日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織である公益社団法人「日本グラフィックデザイナー協会」(JAGDA)。1981年より発行している年鑑の本年度版を記念しての展覧会です。掲載作品から300点をピックアップ。ポスター他、商品・書籍パッケージなどを紹介します。
会場内、撮影が出来ました。
葛西薫「ヒロシマ・アピールズ」 第16回亀倉雄策賞
冒頭は受賞作品の紹介です。第16回亀倉雄策賞を受賞したのは葛西薫の「ヒロシマ・アピールズ」。広島国際文化財団などによる平和希求キャンペーンポスター。太い線で描かれた男性。ランニングを着ているのでしょうか。天を仰ぐ。シンプルながらも力強さが感じられます。
原研哉「HOUSE VISION 2013 TOKYO」 JAGDA賞
JAGDA賞は9名です。原研哉は新産業ビジョン展の空間構成「HOUSE VISION 2013 TOKYO」で受賞している。写真パネルでの紹介でした。
佐藤卓「21_21 DESIGN SIGHT デザインあ展」 JAGDA賞
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。昨年に21_21デザインサイトで開催された「デザインあ展」の佐藤卓もJAGDA賞です。インタラクティブな仕掛けも多かった展覧会。大変な人気を集めました。会期後半には入場待ちの列が出来たのも記憶に新しいところです。
石川竜太「越後亀紺屋 藤岡染工場」 JAGDA賞
染め物商品のパッケージです。こちらは石川竜太。寛延元年創業の老舗染物工場のためのデザイン。漢字のロゴタイプが存在感を放ちます。
植原亮輔「Every Little Thing ON 'N' ON」 JAGDA賞
JAGDA章ではEvery Little Thingのアーティストグッズなどもありました。植原亮輔の作品。文字はフリーハンドだそうです。
木村芳夫「蜂蜜」
さて今度はパッケージ類へ。食品パッケージの割合が高いかもしれません。そして文字デザインに魅惑的なものが多い。例えば愛媛は八幡浜のはちみつの瓶。木下芳夫です。「八」という文字を抜いたデザイン。どこか愛嬌さえ感じられます。
引地摩里子「和菓子」
また菊池和弘の醤油瓶も楽しい。他にはとらやの和菓子のパッケージ(引地摩麻里)も目を引きます。巳年の年賀用でしょうか。口を開いた白蛇がにゅるりととぐろをまいています。
近藤一弥「現代美術家の作品集」
グルスキー展の図録(近藤一弥)もありました。巷にあふれるデザイン。もちろん図録も例外ではありません。カミオカンデを全面に展開してのデザイン。一目でグルスキーと分かる。そういう意味でも希求力のあるデザインではあります。
ゲンママコト「米」
また全般的に和の紋様を活かしたデザインが多いのも特徴かもしれません。トレンドなのでしょうか。
「日本のグラフィックデザイン2014」会場風景
そして無数のポスター群が展示室を埋める。企業広告、商業施設や美術館のポスターがずらり。見たことあるものもちらほら。お気に入りの一枚を見つけるのはさほど難しくありません。
「日本のグラフィックデザイン2014」会場風景
会場はミッドタウンのオフィス棟5階のデザインハブ。サントリー美術館からも至近です。美術館へお出かけの際にでも立ち寄ってみては如何でしょうか。
「GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2014/六耀社」
入場は無料です。8月3日まで開催されています。
「日本のグラフィックデザイン2014」 東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:6月20日(金)~8月3日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~19:00
料金:無料。
場所:港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
交通:都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結。東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結。東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩3分。
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