都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「It’s a Sony展」Part-2 ソニービル
ソニービル
「It’s a Sony展」
Part-1:2016/11/12〜2017/2/12 Part-2:2017/2/22〜3/31

建て替えのため、今年度末に一度、閉鎖する数寄屋橋のソニービル。昨冬からクロージングイベントとして「It’s a Sony展」が行われてきました。
「It’s a Sony展」Part-1 ソニービル(はろるど)
会期は2期制です。既に終了したPart-1では700点余に及ぶソニー製品が集結。数々のアーカイブを通し、ソニーの歴史を知ることが出来ました。
続くのがPart-2です。Part-1とは内容を一新。2018年夏にオープン予定のソニーパークをイメージした空間を展開しています。

まず目に飛び込んでくるのが緑です。床は人工芝。1階から4階へのフロアの全てに敷き詰められています。これぞソニーパークの緑を模したのでしょうか。ふかふかとした感触を足で確かめながら、順に階段を上がってみました。

最大の目玉はウォールアートです。全長は何と120メートル。高低差は9メートルもあります。起点は一本の大木です。そこから樹木が連なり、高層ビルの立ち並ぶ大都市の光景が広がっています。新宿や東京都心の高層ビル群、それに横浜のランドマークタワーなども描かれていました。いわゆる架空の街並みではありますが、どこかで見たことのあるビルも少なくありません。

さり気なくソニーの製品が描きこまれているのも特徴です。またソニーピクチャーズのキャラクターや、ソニーミュージックのアーティストもいました。素材はマジック。かなり細かく描かれています。実のところ壁画は現在も製作中です。手掛けるのはイラストレーターの黒地秀行氏です。私が出かけた際も、ペンで壁画に書き足す作業が行われていました。

プロジェクターによる光の演出も効果的です。青空や夕陽が広がります。プロジェクションマッピングでしょうか。人の動きを思わせる仕掛けもあります。時間の移ろいなどを感じることが出来ました。

木琴の軽やかな調べが聞こえてきました。「パークの木琴」です。曲はルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」。木琴は長大です。全長35メートル。階段状です。4階で木のボールを落とすと、下へ向かってコロコロと転がりながら、木琴を叩いて音を出します。ボールはスタッフの方が不定期に落としていました。

ウォールアートに葉っぱのシールを貼るコーナーもありました。シールは1人1枚です。中に8枚の葉のシールが付いています。まだ会期が始まったばかりでしたが、既にご覧の通り、かなり葉が付いていました。おそらく会期末には葉で埋め尽くされるのではないでしょうか。

さらにソニーパークへメッセージや、ウォールアートのキーワードを探して歩くスタンプラリーなども用意されています。キーワードは全部で8つです。これが意外と難しい。よく見ないと分かりません。ヒントは入場時に配布されるパンフレットです。完成すると缶バッジとシールがプレゼントされます。

いわゆる展示物はほぼ皆無です。来るべきソニーパークを予感させながら、ソニービルに独特な螺旋の空間自体を味わえる展示と言えそうです。

会期中には様々なライブやトークイベントも行われます。それにあわせて出かけるのも面白いのではないでしょうか。
入場は無料です。Part-2は3月31日まで開催されています。
「It’s a Sony展」 ソニービル(@sonybuilding)
会期:Part-1:2016年11月12日(土) 〜 2017年2月12日(日)。Part-2:2017年2月22日(水) 〜 2017年3月31日(金)
休館:1月1日(日)、2月20日(月)。
時間:11:00~19:00
*12月9日(金)、10(土)、16(金)、17(土)、23(金・祝)、24(土)、30(金)は20時まで。12月31日(土)、1月2日(月)、3日(火)は18時まで。
料金:無料。
住所:中央区銀座5-3-1
交通:東京メトロ丸の内線・銀座線・日比谷線銀座駅B9番出口から徒歩1分。JR線有楽町駅から徒歩約5分。
「It’s a Sony展」
Part-1:2016/11/12〜2017/2/12 Part-2:2017/2/22〜3/31

建て替えのため、今年度末に一度、閉鎖する数寄屋橋のソニービル。昨冬からクロージングイベントとして「It’s a Sony展」が行われてきました。
「It’s a Sony展」Part-1 ソニービル(はろるど)
会期は2期制です。既に終了したPart-1では700点余に及ぶソニー製品が集結。数々のアーカイブを通し、ソニーの歴史を知ることが出来ました。
続くのがPart-2です。Part-1とは内容を一新。2018年夏にオープン予定のソニーパークをイメージした空間を展開しています。

まず目に飛び込んでくるのが緑です。床は人工芝。1階から4階へのフロアの全てに敷き詰められています。これぞソニーパークの緑を模したのでしょうか。ふかふかとした感触を足で確かめながら、順に階段を上がってみました。

最大の目玉はウォールアートです。全長は何と120メートル。高低差は9メートルもあります。起点は一本の大木です。そこから樹木が連なり、高層ビルの立ち並ぶ大都市の光景が広がっています。新宿や東京都心の高層ビル群、それに横浜のランドマークタワーなども描かれていました。いわゆる架空の街並みではありますが、どこかで見たことのあるビルも少なくありません。

さり気なくソニーの製品が描きこまれているのも特徴です。またソニーピクチャーズのキャラクターや、ソニーミュージックのアーティストもいました。素材はマジック。かなり細かく描かれています。実のところ壁画は現在も製作中です。手掛けるのはイラストレーターの黒地秀行氏です。私が出かけた際も、ペンで壁画に書き足す作業が行われていました。

プロジェクターによる光の演出も効果的です。青空や夕陽が広がります。プロジェクションマッピングでしょうか。人の動きを思わせる仕掛けもあります。時間の移ろいなどを感じることが出来ました。

木琴の軽やかな調べが聞こえてきました。「パークの木琴」です。曲はルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」。木琴は長大です。全長35メートル。階段状です。4階で木のボールを落とすと、下へ向かってコロコロと転がりながら、木琴を叩いて音を出します。ボールはスタッフの方が不定期に落としていました。

ウォールアートに葉っぱのシールを貼るコーナーもありました。シールは1人1枚です。中に8枚の葉のシールが付いています。まだ会期が始まったばかりでしたが、既にご覧の通り、かなり葉が付いていました。おそらく会期末には葉で埋め尽くされるのではないでしょうか。

さらにソニーパークへメッセージや、ウォールアートのキーワードを探して歩くスタンプラリーなども用意されています。キーワードは全部で8つです。これが意外と難しい。よく見ないと分かりません。ヒントは入場時に配布されるパンフレットです。完成すると缶バッジとシールがプレゼントされます。

いわゆる展示物はほぼ皆無です。来るべきソニーパークを予感させながら、ソニービルに独特な螺旋の空間自体を味わえる展示と言えそうです。

会期中には様々なライブやトークイベントも行われます。それにあわせて出かけるのも面白いのではないでしょうか。
【銀座ソニーパークプロジェクト】It's a Sony展 Part-2、本日よりスタート! https://t.co/4Rbs33eDQb pic.twitter.com/oWcQvKD4XR
— Sony (Japan) (@sony_jpn) 2017年2月22日
入場は無料です。Part-2は3月31日まで開催されています。
「It’s a Sony展」 ソニービル(@sonybuilding)
会期:Part-1:2016年11月12日(土) 〜 2017年2月12日(日)。Part-2:2017年2月22日(水) 〜 2017年3月31日(金)
休館:1月1日(日)、2月20日(月)。
時間:11:00~19:00
*12月9日(金)、10(土)、16(金)、17(土)、23(金・祝)、24(土)、30(金)は20時まで。12月31日(土)、1月2日(月)、3日(火)は18時まで。
料金:無料。
住所:中央区銀座5-3-1
交通:東京メトロ丸の内線・銀座線・日比谷線銀座駅B9番出口から徒歩1分。JR線有楽町駅から徒歩約5分。
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