都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2017年4月に見たい展覧会
東京では桜の開花も進み、春の展覧会シーズンもたけなわです。4月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・「歌川国芳 21世紀の絵画力」 府中市美術館(~5/7)
・「藤森照信展ー自然を生かした建築と路上観察」 水戸芸術館(~5/14)
・「絵巻マニア列伝」 サントリー美術館(~5/14)
・「燕子花図と夏秋渓流図」 根津美術館(4/12~5/14)
・「ロシア科学アカデミー図書館所蔵 川原慶賀の植物図譜」 埼玉県立近代美術館(4/8~5/21)
・「特別展覧会 海北友松」 京都国立博物館(4/11~5/21)
・「絵本はここからはじまった ウォルター・クレインの本の仕事」 千葉市美術館(4/5~5/28)
・「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」 奈良国立博物館(4/8~6/4)
・「茶の湯」 東京国立博物館(4/11~6/4)
・「茶の湯のうつわー和漢の世界」 出光美術館(4/15~6/4)
・「19世紀パリ時間旅行ー失われた街を求めて」 練馬区立美術館(4/16~6/4)
・「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」 三井記念美術館(4/15~6/11)
・「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」 森アーツセンターギャラリー(~6/18)
・「花*Flower*華 琳派から現代へ」 山種美術館(4/22~6/18)
・「没後150年 坂本龍馬」 江戸東京博物館(4/29~6/18)
・「アドルフ・ヴェルフリ展」 東京ステーションギャラリー(4/29〜6/18)
・「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」 パナソニック汐留ミュージアム(4/8~6/25)
・「ファッションとアート 麗しき東西交流」 横浜美術館(4/15~6/25)
・「ランス美術館展」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(4/22~6/25)
・「ニューヨークが生んだ伝説 ソール・ライター展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(4/29~6/25)
・「ヴォルスー路上から宇宙へ」 DIC川村記念美術館(4/1~7/2)
・「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」 東京都美術館(4/18~7/2)
ギャラリー
・「五木田智央 Holy Cow」 タカ・イシイギャラリー 東京(~4/15)
・「田村友一郎 G」 ユカ・ツルノ・ギャラリー(~4/22)
・「パウロ・モンテイロ展」 小山登美夫ギャラリー(~4/22)
・「ポーラ ミュージアム アネックス展2017ー繊細と躍動」 POLA MUSEUM ANNEX(〜4/23)
・「金子富之展 荒ぶる神々」 ミヅマアートギャラリー(4/5〜4/28)
・「TDC 2017」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(4/5〜4/28)
・「浅見貴子ー彼方/此方」 アートフロントギャラリー(4/7〜4/30)
・「ライゾマティクス創立10周年 Rhizomatiks 10」 スパイラルガーデン(4/19〜30)
・「鏡と穴ー彫刻と写真の界面 vol.1 高木こずえ」 ギャラリーαM(4/8~5/13)
・「ジョージェ・オズボルト展」 TARO NASU(4/8〜5/13)
・「渡邉良重展 絵をつくること」 クリエイションギャラリーG8(4/4〜5/20)
・「リー・キット展 Not untitled」 シュウゴアーツ(4/15〜5/20)
・「南極建築 1957-2016」 LIXILギャラリー(〜5/27)
・「椿会展2017」 資生堂ギャラリー(4/4〜5/28)
・「アブラハム・クルズヴィエイガス展」 メゾンエルメス(4/21〜7/2)
・「坂茂:プロジェクツ・イン・プログレス」 TOTOギャラリー・間(4/19~7/16)
今月はまず京都、奈良に注目です。桃山時代の絵師、海北友松の回顧展が京都国立博物館ではじまります。
「特別展覧会 海北友松」@京都国立博物館(4/11~5/21)
出展は70点。チラシ表紙の「雲龍図」などの代表作のほか、絵画からの里帰りや新発見作も出品されます。(展示替えあり。)これまでにも東京国立博物館の「栄西と建仁寺」や「妙心寺」展などで、海北友松の作品が出ましたが、今回ほどのスケールでの展覧会はありませんでした。
永徳、等伯、山楽・山雪など、京都国立博物館で行われてきた桃山絵師シリーズの完結編です。京都の単独開催です。もちろん東京への巡回はありません。
慶派発祥の地での展覧会です。奈良国立博物館で「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」が開催されます。
「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」@奈良国立博物館(4/8~6/4)
初期作から晩年まで88件の作品で快慶の業績を辿ります。既に主な出陳品もWEBで公開中です。海外の所蔵品も含まれます。
秋には東京国立博物館で「運慶展」が行われます。あわせて見ておきたいところではないでしょうか。
一方での東京です。上野で大型の展覧会が控えています。東京都美術館で「ブリューゲル『バベルの塔』展」がはじまります。
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」@東京都美術館(4/18~7/2)
ブリューゲルの「バベルの塔」が来日するのは約24年ぶりのことです。さらに現存する油彩が25点しかないボスも2点公開。16世紀のネーデルラントの芸術を俯瞰します。
ボス、ブリューゲルともに日本での展示機会は多くありません。さらに「バベル」の知名度は抜群です。ひょっとすると早々から混み合うかもしれません。
最後にギャラリーの展覧会で一つ、期待したいのが、TOTOギャラリ・間です。坂茂の個展が開催されます。
「坂茂:プロジェクツ・イン・プログレス」@TOTOギャラリー・間(4/19~7/16)
坂茂は災害支援にも積極的に取り組む建築家です。一昨年には、世田谷文化生活情報センターで「紙の建築と災害支援」と題した展覧会が行われました。また2013年には水戸芸術館で初めての大規模な個展も開催されました。私もともに見に行きました。
今回は最新のプロジェクトを模型や映像を通して紹介するそうです。同ギャラリーとしては18年ぶりの展示です。注目を集めるのではないでしょうか。
それでは今月もよろしくお願いします。
展覧会
・「歌川国芳 21世紀の絵画力」 府中市美術館(~5/7)
・「藤森照信展ー自然を生かした建築と路上観察」 水戸芸術館(~5/14)
・「絵巻マニア列伝」 サントリー美術館(~5/14)
・「燕子花図と夏秋渓流図」 根津美術館(4/12~5/14)
・「ロシア科学アカデミー図書館所蔵 川原慶賀の植物図譜」 埼玉県立近代美術館(4/8~5/21)
・「特別展覧会 海北友松」 京都国立博物館(4/11~5/21)
・「絵本はここからはじまった ウォルター・クレインの本の仕事」 千葉市美術館(4/5~5/28)
・「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」 奈良国立博物館(4/8~6/4)
・「茶の湯」 東京国立博物館(4/11~6/4)
・「茶の湯のうつわー和漢の世界」 出光美術館(4/15~6/4)
・「19世紀パリ時間旅行ー失われた街を求めて」 練馬区立美術館(4/16~6/4)
・「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」 三井記念美術館(4/15~6/11)
・「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」 森アーツセンターギャラリー(~6/18)
・「花*Flower*華 琳派から現代へ」 山種美術館(4/22~6/18)
・「没後150年 坂本龍馬」 江戸東京博物館(4/29~6/18)
・「アドルフ・ヴェルフリ展」 東京ステーションギャラリー(4/29〜6/18)
・「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」 パナソニック汐留ミュージアム(4/8~6/25)
・「ファッションとアート 麗しき東西交流」 横浜美術館(4/15~6/25)
・「ランス美術館展」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(4/22~6/25)
・「ニューヨークが生んだ伝説 ソール・ライター展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(4/29~6/25)
・「ヴォルスー路上から宇宙へ」 DIC川村記念美術館(4/1~7/2)
・「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」 東京都美術館(4/18~7/2)
ギャラリー
・「五木田智央 Holy Cow」 タカ・イシイギャラリー 東京(~4/15)
・「田村友一郎 G」 ユカ・ツルノ・ギャラリー(~4/22)
・「パウロ・モンテイロ展」 小山登美夫ギャラリー(~4/22)
・「ポーラ ミュージアム アネックス展2017ー繊細と躍動」 POLA MUSEUM ANNEX(〜4/23)
・「金子富之展 荒ぶる神々」 ミヅマアートギャラリー(4/5〜4/28)
・「TDC 2017」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(4/5〜4/28)
・「浅見貴子ー彼方/此方」 アートフロントギャラリー(4/7〜4/30)
・「ライゾマティクス創立10周年 Rhizomatiks 10」 スパイラルガーデン(4/19〜30)
・「鏡と穴ー彫刻と写真の界面 vol.1 高木こずえ」 ギャラリーαM(4/8~5/13)
・「ジョージェ・オズボルト展」 TARO NASU(4/8〜5/13)
・「渡邉良重展 絵をつくること」 クリエイションギャラリーG8(4/4〜5/20)
・「リー・キット展 Not untitled」 シュウゴアーツ(4/15〜5/20)
・「南極建築 1957-2016」 LIXILギャラリー(〜5/27)
・「椿会展2017」 資生堂ギャラリー(4/4〜5/28)
・「アブラハム・クルズヴィエイガス展」 メゾンエルメス(4/21〜7/2)
・「坂茂:プロジェクツ・イン・プログレス」 TOTOギャラリー・間(4/19~7/16)
今月はまず京都、奈良に注目です。桃山時代の絵師、海北友松の回顧展が京都国立博物館ではじまります。
「特別展覧会 海北友松」@京都国立博物館(4/11~5/21)
出展は70点。チラシ表紙の「雲龍図」などの代表作のほか、絵画からの里帰りや新発見作も出品されます。(展示替えあり。)これまでにも東京国立博物館の「栄西と建仁寺」や「妙心寺」展などで、海北友松の作品が出ましたが、今回ほどのスケールでの展覧会はありませんでした。
【特別展覧会のおしらせ】4月11日(火)より、開館120周年記念 特別展覧会「海北友松」を開催します。桃山最後の巨匠・海北友松に焦点を当て、代表作はもとより、初期作や新発見の作品を含む約70件を紹介します。https://t.co/yaOariFoTE
— 京都国立博物館 (@kyohaku_gallery) 2017年4月1日
永徳、等伯、山楽・山雪など、京都国立博物館で行われてきた桃山絵師シリーズの完結編です。京都の単独開催です。もちろん東京への巡回はありません。
慶派発祥の地での展覧会です。奈良国立博物館で「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」が開催されます。
「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」@奈良国立博物館(4/8~6/4)
初期作から晩年まで88件の作品で快慶の業績を辿ります。既に主な出陳品もWEBで公開中です。海外の所蔵品も含まれます。
【快慶展】2017.3.21 快慶仏講座のすべての動画を公開しました。「台座について」「安阿弥様」「光背について」、 読売テレビ 快慶展公式サイトにてご覧いただけます。→https://t.co/HIk6rckcxR #快慶 #仏像 #奈良国立博物館
— 奈良国立博物館 (@narahaku_PR) 2017年3月22日
秋には東京国立博物館で「運慶展」が行われます。あわせて見ておきたいところではないでしょうか。
一方での東京です。上野で大型の展覧会が控えています。東京都美術館で「ブリューゲル『バベルの塔』展」がはじまります。
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」@東京都美術館(4/18~7/2)
ブリューゲルの「バベルの塔」が来日するのは約24年ぶりのことです。さらに現存する油彩が25点しかないボスも2点公開。16世紀のネーデルラントの芸術を俯瞰します。
【ここがすごいぞ!ヒエロニムス・ボス⑦】いかがでしたか?ボスの油彩画2点は《バベルの塔》と同じくらい必見です。ボスは昨年、没後500年を迎え、ヨーロッパで大規模な回顧展が開催されました。500年前の当時はもちろん、現代でも熱い支持を集めるボスの油彩画、ぜひ会場でご覧ください! pic.twitter.com/yAOEIjiaoN
— タラ夫@「バベルの塔」展公式 (@2017babel) 2017年3月7日
ボス、ブリューゲルともに日本での展示機会は多くありません。さらに「バベル」の知名度は抜群です。ひょっとすると早々から混み合うかもしれません。
最後にギャラリーの展覧会で一つ、期待したいのが、TOTOギャラリ・間です。坂茂の個展が開催されます。
「坂茂:プロジェクツ・イン・プログレス」@TOTOギャラリー・間(4/19~7/16)
坂茂は災害支援にも積極的に取り組む建築家です。一昨年には、世田谷文化生活情報センターで「紙の建築と災害支援」と題した展覧会が行われました。また2013年には水戸芸術館で初めての大規模な個展も開催されました。私もともに見に行きました。
今回は最新のプロジェクトを模型や映像を通して紹介するそうです。同ギャラリーとしては18年ぶりの展示です。注目を集めるのではないでしょうか。
それでは今月もよろしくお願いします。
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