都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017」 東京ミッドタウン
東京ミッドタウン芝生広場
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」
9/19〜10/4
東京ミッドタウンに、突如、パープルカラーのコンサートホールが現れました。
「東京ミッドタウン ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/ark-nova/
それが「アーク・ノヴァ」です。高さ18メートルに、幅30メートル、さらに奥行きが36メートルあります。ポリエステル製の薄い膜で作られていて、風を送り、膨らませて設置します。よって移動可能です。折りたたんで、トラックで輸送することも出来ます。
「アーク・ノヴァ」が誕生したのは、今から4年前、2013年のことでした。切っ掛けは東日本大震災です。スイスの音楽祭の「ルツェルン・フェスティバル」が、日本の音楽事務所の「KAJIMOTO」ともに、復興支援のためのホールを考案しました。
基本構想とデザインを担当したのは、建築家の磯崎新と、美術家のアニッシュ・カプーアでした。2013年から、被災地の松島、仙台、福島の各地で展示され、コンサートやワークショップが開催されました。収容人数は最大494名で、これまでに延べ1万9千名を動員してきたそうです。ちなみに「アーク・ノヴァ」とは、新しい方舟を意味します。
正面から見ると球形のバルーンで、中央の穴が、反対側へと貫通しています。入口は向かって左手でした。空気圧を利用しているため、回転扉を抜けると、中に入ることが出来ます。まず目立つのは、天井を横断する柱ことドーナツホールでした。
入口右手がステージで、客席は左側へと階段状に連なっています。座席は、木製の上に、フェルトのようなクッションをのせた、簡易的なものでした。長時間の着席はきついかもしれません。
ホールは3台の送風機により、約1時間余りで膨らむそうです。あくまでもホールです。一般公開時に特別の展示物はありませんが、アーク・ノヴァの機能や活動を紹介するパネルなどが置かれていました。
内部は外観よりも広く感じるかもしれません。ビルに換算すると、5〜6階分もあるだけに、天井も高く感じました。
昼間の晴天時に出かけたからか、外の光がうっすらと膜に透き通り、透明感のあるワイン色に染まっていました。大胆な曲線を用いた造形は、カプーアならではのデザインと呼べるかもしれません。実際にも、カプーアがパリで展示した、「リヴァイアサン」に着想を得ているそうです。
会期中にコンサートなどのイベントが開催されるため、見学日時は限定されています。公開日程は以下の通りです。
[公開日程]
9月20日(水)~9月21日(木)13:00~18:00
9月22日(金)~9月24日(日)13:00~ 21:30
9月30日(土)13:00~ 23:00
10月1日(日)13:00~15:30、17:00~18:00
週末の「六本木アートナイト」時は、30日(土)の夜、23時まで公開されるそうです。夜のライトアップも楽しめるのではないでしょうか。
ミッドタウンに期間限定で登場した「新しい方舟」の「アーク・ノヴァ」。これからも、被災地をはじめとした日本各地を巡りながら、人々の集いの場となるのかもしれません。
コンサートなどの日程は公式サイトをご参照下さい。なお空調の能力に限界があるのか、内部はやや蒸し暑く感じました。
10月4日まで開催されています。
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」 東京ミッドタウン芝生広場
会期:9月19日(火)〜10月4日(水)
日時:9月20日(水)~9月21日(木)13:00~18:00
9月22日(金)~9月24日(日)13:00~ 21:30
9月30日(土)13:00~ 23:00
10月1日(日)13:00~15:30、17:00~18:00
*10月1日は、15:30~17:00に「六本木アートナイト スペシャルプログラム」としてミニコンサートが開催され、開演中の入退場はできません。
*最終入場は閉館時刻の30分前となります。
*荒天中止。
料金:一般500円、小学生以下無料。
*コンサートは別途料金。
住所:港区赤坂9-7 東京ミッドタウンガーデン内
交通:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、及び東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩5分。
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」
9/19〜10/4
東京ミッドタウンに、突如、パープルカラーのコンサートホールが現れました。
「東京ミッドタウン ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/ark-nova/
それが「アーク・ノヴァ」です。高さ18メートルに、幅30メートル、さらに奥行きが36メートルあります。ポリエステル製の薄い膜で作られていて、風を送り、膨らませて設置します。よって移動可能です。折りたたんで、トラックで輸送することも出来ます。
「アーク・ノヴァ」が誕生したのは、今から4年前、2013年のことでした。切っ掛けは東日本大震災です。スイスの音楽祭の「ルツェルン・フェスティバル」が、日本の音楽事務所の「KAJIMOTO」ともに、復興支援のためのホールを考案しました。
基本構想とデザインを担当したのは、建築家の磯崎新と、美術家のアニッシュ・カプーアでした。2013年から、被災地の松島、仙台、福島の各地で展示され、コンサートやワークショップが開催されました。収容人数は最大494名で、これまでに延べ1万9千名を動員してきたそうです。ちなみに「アーク・ノヴァ」とは、新しい方舟を意味します。
正面から見ると球形のバルーンで、中央の穴が、反対側へと貫通しています。入口は向かって左手でした。空気圧を利用しているため、回転扉を抜けると、中に入ることが出来ます。まず目立つのは、天井を横断する柱ことドーナツホールでした。
入口右手がステージで、客席は左側へと階段状に連なっています。座席は、木製の上に、フェルトのようなクッションをのせた、簡易的なものでした。長時間の着席はきついかもしれません。
ホールは3台の送風機により、約1時間余りで膨らむそうです。あくまでもホールです。一般公開時に特別の展示物はありませんが、アーク・ノヴァの機能や活動を紹介するパネルなどが置かれていました。
内部は外観よりも広く感じるかもしれません。ビルに換算すると、5〜6階分もあるだけに、天井も高く感じました。
昼間の晴天時に出かけたからか、外の光がうっすらと膜に透き通り、透明感のあるワイン色に染まっていました。大胆な曲線を用いた造形は、カプーアならではのデザインと呼べるかもしれません。実際にも、カプーアがパリで展示した、「リヴァイアサン」に着想を得ているそうです。
会期中にコンサートなどのイベントが開催されるため、見学日時は限定されています。公開日程は以下の通りです。
[公開日程]
9月20日(水)~9月21日(木)13:00~18:00
9月22日(金)~9月24日(日)13:00~ 21:30
9月30日(土)13:00~ 23:00
10月1日(日)13:00~15:30、17:00~18:00
週末の「六本木アートナイト」時は、30日(土)の夜、23時まで公開されるそうです。夜のライトアップも楽しめるのではないでしょうか。
ミッドタウンに期間限定で登場した「新しい方舟」の「アーク・ノヴァ」。これからも、被災地をはじめとした日本各地を巡りながら、人々の集いの場となるのかもしれません。
コンサートなどの日程は公式サイトをご参照下さい。なお空調の能力に限界があるのか、内部はやや蒸し暑く感じました。
10月4日まで開催されています。
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」 東京ミッドタウン芝生広場
会期:9月19日(火)〜10月4日(水)
日時:9月20日(水)~9月21日(木)13:00~18:00
9月22日(金)~9月24日(日)13:00~ 21:30
9月30日(土)13:00~ 23:00
10月1日(日)13:00~15:30、17:00~18:00
*10月1日は、15:30~17:00に「六本木アートナイト スペシャルプログラム」としてミニコンサートが開催され、開演中の入退場はできません。
*最終入場は閉館時刻の30分前となります。
*荒天中止。
料金:一般500円、小学生以下無料。
*コンサートは別途料金。
住所:港区赤坂9-7 東京ミッドタウンガーデン内
交通:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、及び東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩5分。
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